ステファニー・ホワイト

52勝36敗でも準決勝止まり、コックスGM解任がフィーバーに突きつけた転機

 

インディアナ・フィーバーは現地時間10月23日、アンバー・コックスGMを解任しました。Yahoo Sportsによると、今回はGM1人の交代にとどまらず、フロント全体の入れ替えです。ケリー・クラウスコップフも球団フロントを離れ、クラークを軸に優勝を狙った2人体制は2シーズンで幕を閉じました。クラウスコップフは1999年にペイサーズ・スポーツ&エンターテインメント(PS&E)へ加わり、フィーバーの初シーズンとなる2000年より前から球団に携わってきた人物です。

解任の中身と2シーズンの数字

コックスは2024年にダラスからインディアナへ移り、クラウスコップフとともにステファニー・ホワイトを2024年11月にコネチカット・サンから招きました。ホワイトのフィーバーでの2シーズンの成績は52勝36敗です。ただしシーズン最終順位はどちらも第6シードで、勝ち上がりはどちらも準決勝までにとどまりました。

2025年は6人がシーズンを絶つ負傷を負い、その中にはクラークも含まれました。それでもフィーバーは準決勝に進み、のちに優勝するエーシズをゲーム5まで追い込み、延長戦で敗れました。一方で2026年の1回戦は、同じエーシズに3試合で敗退しました。

2024年のフロントと比べて見える変化

2024年はアリソン・バーバー会長とリン・ダンGMの体制で、この年もフィーバーは第6シードでした。つまりフロントが入れ替わっても、リーグ順位の位置は3年連続で動いていません。クラーク、アライヤ・ボストン、ケルシー・ミッチェルという中核がそろった2年間でも、第6シードの壁は破れませんでした。第6シードが3年続いた事実は、個人の資質よりも編成の設計そのものを問う数字です。しかも2026年はレギュラーシーズンを勝ち抜いた末の1回戦敗退で、負傷を理由にできた2025年とは性質が違います。

ホワイトとクラウスコップフの縁は深く、2012年にダンが率いた優勝スタッフのアシスタントだったホワイトを、ダンの引退後に昇格させて初のHC職を与えたのがクラウスコップフでした。それが2015年です。ホワイトは2023年にコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、コネチカットを2度の準決勝へ導いてからフィーバーに戻りました。その一方で、ホワイトの周辺では2026年に話題が重なりました。5月にはベンチでクラークと激しく言葉を交わす場面が拡散し、7月にはトランスジェンダーのアスリートをめぐる発言が議論を呼びました。8月にはインディアナ州のミカ・ベックウィズ副知事が、ソフィー・カニンガムへの激しいファウルを理由にホワイトの辞任を求めました。

ホワイトの去就が次のフロントの最初の判断になる

IndyStarの取材源によると、ホワイトは現時点でHCにとどまります。本人は退任面談で来季の続投を望むと明かし、「組織からのサポートは間違いなく感じています」と述べたうえで、「戻るかどうかは彼らの決定です」と語りました。続投を望む意思と、決定権が球団にある現実の両方を、ホワイト自身が言葉にしています。

ホワイトを招いた2人が球団を去った以上、新しいフロントは自分たちの手でHCを選ぶ立場に立ちます。新体制は前任者の人事を引き継ぐ義務を負わないからです。52勝36敗という数字はホワイトにとって弱くない材料ですが、ファイナルまで届かなかった事実は変わりません。次のGMが最初に下す判断が、ホワイトの続投か交代かであり、それがクラーク時代のフィーバーの方向を決めます。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/fever-clean-house-front-office-232650224.html

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