アトランタ ドリーム カール・スメスコ WNBAファンブログ

8勝24敗の最下位から5年、ドリームがファイナル第7戦まで駆け上がった執念の再建史

 

アトランタ・ドリームは2026年のWNBAファイナルでゴールデンステイト・ヴァルキリーズに第7戦で敗れました。2021年に8勝24敗でリーグ下から2番目に沈んだチームが、5年で頂点まであと1勝の場所に立ちました。ESPNによると、転換点は経営権の移行と、同年10月に就任したダン・パダヴァーGMの編成です。

どん底だった2021年のドリーム

2021年のドリームは8勝24敗でした。シーズン前にヘッドコーチが大学のポストへ転身し、シーズン中は3人のヘッドコーチが指揮を執りました。2020年のロッタリー指名だったチェネディ・カーターは7月に出場停止処分を受け、そのままチームに戻りませんでした。

本拠地も縮小しました。ステートファーム・アリーナの観客席が埋まらず、リーグ最小の3500席のゲートウェイ・センター・アリーナへ移りました。2019年の1試合平均観客数は4270人で、エンジェル・マッコートリーが去った後の人気低迷が移転の引き金でした。

2021年2月には、ケリー・レフラーから、不動産投資家ラリー・ゴッテスディーナーを中心とするグループへ球団が売却されました。このグループにはレネー・モンゴメリーも加わっています。

パダヴァーGMが積み上げた補強の数字

パダヴァーはラスベガス・エーシズで3年間働いた後にドリームへ入りました。WNBAのエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーを3度受賞しています。パダヴァーは前オーナー体制について「組織はバラバラで、アイデンティティがありませんでした」と語りました。

最初の大型補強は2022年のドラフトです。全体3位と14位の指名権、2023年の指名権スワップをワシントンに渡し、全体1位指名権を手に入れて、ライン・ハワードを指名しました。ハワードは新人王に輝き、オールスターに4度選ばれています。同じ年の2巡目ではナズ・ヒルモンを指名し、ヒルモンは2026年に先発に定着しました。

2023年にアリーシャ・グレイ、2024年にジョーディン・カナダを獲得し、2025年にはフロリダ・ガルフコースト大で17年間指揮を執ったカール・スメスコが就任しました。2025年と2026年はどちらも30勝14敗で、2025年は1回戦敗退、2026年はファイナルまで勝ち上がりました。2026年のハワードはレギュラーシーズンで平均17.7点、プレーオフで16.3点です。

2026年4月6日には、シカゴから将来のドラフト指名権と引き換えにアンジェル・リースを獲得しました。リースは平均16.4点、12.1リバウンドと、自己最高のオフェンスシーズンを送りました。リースは「喜びを持ってプレーして、心から幸せにしてくれる人たちに囲まれているとき、自分は最高の状態になれます」と語りました。

2027年に向けたドリームの立ち位置

ドリームは2027年から、ステートファーム・アリーナに全面復帰します。レギュラーシーズン25試合のホームゲームすべてを開催します。先発5人は全員2027年も契約下にあり、ファイナルで戦った布陣がそのまま残ります。

2010年、2011年、2013年のファイナルでスイープ負けを喫した旧世代のドリームには、勝ち切るための編成がありませんでした。今のドリームは、GMが1人の大型新人を軸に据え、グレイとカナダで脇を固め、スメスコの戦術にリースを組み込むという積み上げ式の設計を完成させています。2026年シーズンに30勝を挙げた土台が崩れない以上、第7戦の敗戦は終点ではありません。リースが語った「今日勝てなかったからといって、将来チャンピオンになれないわけではありません」という言葉は、2027年のドリームが優勝候補の一角に入る根拠と重なります。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/50341577/finals-2026-atlanta-dream-playoff-run

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