エンジェル・リース

「これは平手打ちだ」リースがオールスター先発“ドリーム0人”に怒り爆発、東地区首位級なのに3人まとめて落選という異常事態

 

2026年のWNBAオールスターゲームの先発10人が7月2日に発表されましたが、その顔ぶれをめぐって思わぬ怒りの声が上がっています。声を上げたのは、アトランタ・ドリームのアンジェル・リースです。東地区の首位を争う位置にいながら、チームから先発が一人も選ばれなかった事実に対し、リースは「ディスリスペクト(軽視)だ」と真っ向から不満を口にしました。数字だけを見れば十分に説明のつく落選ですが、当事者にとっては到底納得できるものではなかったようです。第一印象として、これは単なる個人の不満ではなく、好調チームが正当に評価されているのかという問いを突きつける一件だと感じました。

東地区首位級のドリームから先発ゼロ、投票結果の中身

発表によると、ガード部門の先発はベッカーズ、オリビア・マイルズ、クラーク、ケルシー・ミッチェルの4人、フロントコート部門はエイジャ・ウィルソン、ブリアナ・スチュワート、ジェシカ・シェパード、アリーヤ・ボストン、ギャビー・ウィリアムズ、ナターシャ・ハワードの6人でした。ここにドリームの名前は一つもありません。先発はファン投票が50%、メディアと選手投票がそれぞれ25%の加重平均で決まり、ガード上位4人とフロントコート上位6人が選ばれる仕組みです。

ドリームは7月2日時点で12勝8敗。ワシントン・ミスティックスに81-76で敗れたものの、東地区の首位に並び、リーグ全体でも5位につけています。それでも、ライン・ハワードとアリシャ・グレイはガードで5位・6位、リースはフロントコートで7位と、いずれもわずかに当選圏を外れました。リース本人はファン・メディア・選手のすべてで6位という評価でした。ESPNの取材に対し、リースは静かに、しかし明確に不満をあらわにしています。

2度の選出経験を持つリースが、あえて仲間のために口を開いた理由

リースはこれまでに2度オールスターに選ばれてきた選手で、自身の落選そのものには「ディスリスペクトされるのは想定内」と冷静でした。彼女が本当に憤ったのは、チームを支えるベテランガードのハワードとグレイが報われなかった点です。「私たちの中から誰も選ばれなかったのは、まさに平手打ちのようなものでした」と語り、声を上げない仲間の代わりに自分が言うのだと強調しました。

数字がその主張を裏づけます。ハワードとグレイは得点でリーグ12位・13位につけ、ともにリーグ屈指の3ポイントシューターです。スティール部門ではハワードとジョーダン・カナダが1位・2位を占めています。リース自身もリバウンド1試合平均11.6本でリーグ首位、得点は14.8でリーグ24位、シェパードと並んでダブルダブルを平均する2人だけの一人でした。守備での貢献度を示すディフェンシブ・ウィンシェアでもグレイが9位、リースが10位と、攻守にわたって存在感を放っています。それでも先発の座には届かなかったのです。

控えでの選出は濃厚、それでも残る「先発ゼロ」の重み

先発を逃したとはいえ、オールスター出場そのものが消えたわけではありません。控えメンバーは各チームのヘッドコーチ投票で決まるため、リースは「私たちはきっとオールスターになる。それは間違いない」と自信をのぞかせています。実際、これだけの成績を残す3人がまとめて落選する可能性は低いでしょう。

ただ、今回の一件はファン投票の比重が50%を占める現行制度の難しさを改めて浮き彫りにしました。個人の知名度や市場の大きさが票に直結しやすい構造の中で、チーム成績と個人スタッツで確かな結果を出しているドリーム勢が先発から漏れたことは、評価軸のバランスを問う議論を呼びそうです。リースが「これほど成功しているチームなのに、先発が一人もいないのは重要な事実だ」と訴えたのは、まさにその核心を突いています。ファンの間でも賛否が割れる話題になりそうです。

関連情報:オールスターの控え発表と今後の試合に注目

この後に発表される控えメンバーで、ドリームの3人が名を連ねるかどうかがまず注目点です。加えて、首位争いを続けるドリームがこの悔しさをコートでどうぶつけていくかも見どころになります。東地区の上位争いは依然として激しく、リース、ハワード、グレイのトリオがどんなプレーで「先発級」であることを証明するのか、次戦以降の戦いから目が離せません。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/49253355/reese-disrespectful-dream-no-all-star-starters

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