NBAが現地8月11日、2026-27シーズンの開幕日程とクリスマスの5試合を発表しました。並んだカードを眺めて最初に感じたのは、リーグが「ある1人の去就を待って興行カレンダーを設計していた」ことを、もはや隠そうともしていないということです。その1人とは、この夏フィラデルフィア・76ersへの加入を決めたレブロンにほかなりません。開幕戦とクリスマスという、シーズンで最も注目が集まる2つの日程の両方で、レブロンは中心に据えられました。
開幕は10月20日、NBC/Peacockの3連戦から始まります
2026-27シーズンは10月20日、NBCとPeacockが放送する3連戦で幕を開けます。組まれたのは以下の3試合です。
- 米東部時間15時 セルティックス対ピストンズ(ピストンズのホーム)
- 同19時 76ers対ニックス(ニックスのホーム、マディソン・スクエア・ガーデン)
- 同21時30分 サンダー対スパーズ
中でも19時の一戦は、話題の密度が突出しています。レブロンの76ersデビュー戦であると同時に、同じくこの夏に76ers入りしたジェイレン・ブラウンのデビュー戦でもあり、さらに会場は前年王者ニックスの本拠地です。つまりニックスにとっては優勝リングの授与式であり、その晴れ舞台の相手として、リーグは新生76ersを指名したことになります。夜を締める21時30分のサンダー対スパーズも、昨季の西カンファレンス決勝の再戦という重みのあるカードです。
クリスマスは例年通り5試合の構成で、放送はESPNとABCが担当します。正午にスパーズ対ニックス、14時30分にヒート対セルティックス、17時に76ers対レイカーズ、20時にサンダー対ティンバーウルブズ、そして22時30分にナゲッツ対ウォリアーズという並びです。正午の一戦は昨季ファイナルの再戦にあたります。
リーグ全体が「レブロン待ち」の状態に置かれていました
この日程が異例なのは、決定までの過程が公然と語られていた点です。コミッショナーのアダム・シルバーは7月の時点でCNBCの取材に対し、レブロンの決断が出るまで開幕週とクリスマスの日程を固められないと明かしていました。「各チームから電話が来て、放送局からも電話が来て、みんな日程を固めたがっている」という趣旨の発言まで残しています。
レブロンはフィラデルフィアのほか、古巣クリーブランド、マイアミ、そしてゴールデンステートでカリーと組む選択肢も検討したうえで、最終的に76ersを選びました。リーグはその決断が出た直後に動き、2つの目玉日程をレブロン中心に組み替えたわけです。1人の選手の去就がリーグの放送計画そのものを止めるという構図は、41歳という年齢を考えれば異様ですらあります。
クリスマス17時の一戦が、このシーズンの象徴になります
独自の視点として最も注目したいのは、クリスマス17時の76ers対レイカーズです。これはレブロンがロサンゼルスに戻る日であり、同時にルカ・ドンチッチが率いる新生レイカーズと対峙する日でもあります。リーグがこの試合を11月でも1月でもなく、あえて12月25日の中心時間帯に置いた意味は明白でしょう。
もう一つ見逃せないのが、ニックスの露出量です。開幕戦とクリスマスの初戦、いずれもホームで組まれました。王者に対して最大限の露出を与える一方、その両方で相手に「レブロンの新チーム」と「ファイナルで戦ったスパーズ」を当てるという配置は、王者を守るというより試し続ける構成に見えます。ニックスがこの日程をどう乗り切るかは、そのままシーズン序盤の東地区の空気を決めることになりそうです。
日本から観るための時間と、クリッパーズの位置づけ
日本時間に直すと、開幕の76ers対ニックスは10月21日午前8時ごろのスタートです。クリスマスの76ers対レイカーズは12月26日午前7時ごろ、ナゲッツ対ウォリアーズは同日の昼12時30分ごろとなり、いずれも日本の生活時間帯では観やすい部類に入ります。
一方で、八村塁が所属するクリッパーズは開幕3連戦にもクリスマスの5試合にも入りませんでした。日本のファンにとっては少し寂しい発表になりましたが、シーズン全体の日程は今後さらに公表されます。まずは10月20日、レブロンが赤と青のユニフォームでマディソン・スクエア・ガーデンに立つ光景から、新シーズンが動き出します。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/nba-reveals-opening-night-christmas-133005868.html

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