ポール・ジョージ

故障続きの3年間から一転、ジョージがセルティックスで見せた覚悟

 

ポール・ジョージが、セルティックスへの入団会見で自らの現在地をはっきりと語りました。7月に成立したジェイレン・ブラウンとのトレードでフィラデルフィアから加入した36歳は、地元ファンの複雑な感情を理解した上で「新しいチャンスに全力を注ぐ」と力強く宣言しています。故障に苦しんだ直近シーズンからの巻き返しなるか、注目が集まります。

直近の動き:入団会見で語った本音

会見でジョージは、殿堂入り候補級の実績を持つブラウンがボストンにとってどれほど大きな存在だったかを認めつつ、「彼らがあのトレードに感情的な結びつきを持つのは当然だと思う。でも自分の仕事は、この絶好の機会にしっかり応えることだ」と語りました。さらに「ここ数年は故障に苦しめられてきたが、今は本当に調子がいい。身体的にもようやくその壁を越えられた感覚がある」とも明かしています。地元ファンからの視線が決して温かいだけではないことを承知したうえでの発言だけに、覚悟のほどがうかがえます。

昨シーズン、ジョージは76ersで37試合の出場にとどまり、平均17.3得点5.3リバウンドという数字を残しました。クリッパーズ時代からたびたび故障に悩まされ、直近シーズン開幕前にも膝の手術を受けています。今回の発言は、そうした不安を自ら払拭しようとする決意表明とも受け取れます。

過去との比較:9度のオールスター経験を持つベテランの再出発

ジョージにとって、セルティックスは自身5球団目のチームとなります。9度のオールスター選出、6度のオールNBA選出という輝かしい実績を持ちながら、ここ数年は故障のたびにキャリアの評価を下げられてきました。今回加わるチームは、2024年に球団18回目の優勝を果たした「王者」であり、期待値は決して低くありません。

同時に加入したミッチェル・ロビンソン、マイク・コンリーとともに、ブラッド・スティーブンス編成トップが進めた大規模な陣容刷新の中心人物という位置づけです。ロビンソンはニックスでの優勝を経験したばかりの直後の加入であり、コンリーは今季で20年目という大ベテランです。コンリーは「自分にはまだ多くのものが残っている」とし、「優勝経験のない自分たちだからこそ、すでに優勝しているチームメートたちの緊張感を呼び覚ませる」と話しています。ジョージ自身もまだ優勝経験がなく、キャリアの総決算として今回の移籍を捉えている様子がにじみます。

今後の展望:テイタム復帰とのタッグに懸かる浮沈

セルティックスの真の焦点は、昨季アキレス腱断裂から復帰し、今季こそフル稼働を目指すジェイソン・テイタムとのコンビネーションです。ジョージ自身「彼らが求めているのは、ブラウンの穴を埋める存在ではなく、自分なりのやり方でチームを優勝争いに踏みとどまらせる存在だと思う」と語っており、模倣ではなく独自の貢献を志向している姿勢がうかがえます。コンリーはデリック・ホワイトとペイトン・プリチャードの控えに回り、ロビンソンはネミアス・クエタの後方に控える構成となる見通しです。故障さえ乗り越えられれば、ジョージのオールラウンドな得点力はテイタムの負担軽減に直結するはずです。裏を返せば、ジョージの健康状態こそがセルティックスの浮沈を左右する最大の変数になるとも言えます。

関連情報

セルティックスは2週間後にトレーニングキャンプを開幕する予定です。ジョージが新天地でどこまで存在感を示せるか、プレシーズンからの動向が注目されます。

引用:https://www.nba.com/news/paul-george-celtics-chapter

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