ゴールデンステート・ヴァルキリーズのティファニー・ヘイズは37歳で14季目を迎え、キャリア初のWNBAタイトルをかけてアトランタ・ドリームとの決勝に臨みます。かつてドリームの主力としてプレーした経験を持つヘイズにとって、この決勝は古巣との対戦であり、長く追い続けてきた優勝リングに手が届く舞台でもあります。
エーシズを一掃した準決勝で見せた変幻自在の役割
ヴァルキリーズは準決勝で、前年王者のラスベガス・エーシズを3戦全勝で退けました。ClutchPointsによると、第3戦は87-77で延長戦を制した試合です。第4Q序盤に11点のビハインドを背負う場面があり、そのときヘイズはフィールドゴール10本中2本の成功にとどまっていました。それでも果敢なドライブで流れを引き寄せ、チームは17-0のランを生み出しました。延長の勝負を決める1本を沈めたのはギャビー・ウィリアムズです。
ヘイズの出番はベンチからです。サンフランシスコ・スタンダードによると、レギュラーシーズンの成績は1試合平均9.0点、2.0リバウンド、2.5アシスト、フィールドゴール成功率46%で、出場時間は自身のキャリアで最も限られています。それでも1回戦のウィングス戦第1戦では、20分に満たない出場で21点(7/10、3ポイント3/5)と4アシストを記録し、前半に13連続得点を奪いました。ヴァルキリーズはこの試合を104-80で制しています。
ウィリアムズは、ヘイズがベンチから出てくる利点を「このおかげで、シュートが入らないときも少し気持ちが軽くなります」と語りました。エースが不調でも、控えから得点源が出てくる層の厚さがヴァルキリーズの強みです。
引退から這い上がった37歳の道のり
ヘイズはコネチカット大学で全米制覇を2度経験し、2017年にはオールスターに先発出場しました。ヴァルキリーズの創設ロースターで、オールスター出場経験があるのは彼女だけです。スタンダードによると、2024年に現役復帰してエーシズと契約し、そこで当時アシスタントコーチだったナタリー・ナカセHCと再会しました。その2024年にシックスウーマン賞を受賞しています。
続く2025年はケガに苦しみました。ClutchPointsによると、鼻の骨折や左膝の故障に加え、年齢に伴う不調も抱えていました。それでもナカセHCは「私と一緒に一歩を踏み出す覚悟はあるか」と声をかけ、ヘイズはヴァルキリーズ入りを選びます。ヘイズ自身も「その一歩を踏み出すよう声をかけてもらえたことに感謝しています」と明かしました。
ヴァルキリーズは創設2季目の2025年、1回戦でミネソタ・リンクスに0勝2敗で敗れました。それから1年で、ウィングスとエーシズを退けて決勝まで駆け上がっています。ヘイズにとって今季は8度目のポストシーズンで、1回戦第1戦は通算34試合目のプレーオフ出場でした。経験の厚みは、若いチームにとって何よりの支えです。
古巣との決勝でヘイズが握る鍵
ヘイズは準決勝を終えた直後、「本当に現実とは思えません」「これは歴史です」と語りました。ヴァルキリーズは創設2季目で決勝に到達し、ナカセHCは今季がHC1年目です。
決勝の焦点は、ヘイズがベンチから投入される時間帯です。ウィリアムズはヘイズを「彼女は守れません」と評し、ベロニカ・バートンは「とても献身的なのに、一瞬で試合を支配できます」と語りました。リース、グレイらを擁するドリームのバックコートに対し、ヘイズのドライブと一対一の得点力は、ヴァルキリーズが流れを失った場面で試合を動かせる数少ない武器です。
14季を費やしても届かなかった優勝に、ヘイズはかつて自分が主力として戦った相手の前で挑みます。決勝の勝敗は、第2Qと第4Qの序盤にヘイズが何点を稼ぎ出すかで大きく傾きます。
引用:https://sfstandard.com/2026/09/30/tiffany-hayes-golden-state-valkyries-playoffs/ / https://clutchpoints.com/wnba/golden-state-valkyries/exclusive-tiffany-hayes-embraces-the-valkyries-historic-run-its-really-surreal

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