10月20日の開幕戦で、ピストンズがセルティックスに121-113で逆転勝ちしました。セルティックスは一時22点をリードしていましたが、ピストンズが後半に守備を立て直して追い上げ、23-0のランで勝負を決めています。ESPNによると、22点差の逆転は開幕日としてNBA史上最大です。
23-0のランを生んだ3ポイントの雨
ピストンズは前半を13点ビハインドで折り返しました。後半に入ると守備の強度が上がり、セルティックスの攻撃を止めたところから反撃が始まります。ケイド・カニングハムとジャレン・デューレンがともに22得点を記録し、ダンカン・ロビンソンは21得点を挙げました。ロビンソンは3ポイントを5本沈め、そのうち15点を第4Qに集めています。
ベンチも仕事をしました。ジェイボンテ・グリーンがベンチから3ポイントを5本成功させ、アイザイア・ジョー、ケビン・ヒューアター、ダニス・ジェンキンスの3人が合計4本を加えました。チーム全体の3ポイント成功数は15本です。外のシュートが連続して決まったことで、ピストンズは追い上げの勢いを一度も落としませんでした。
ポール・ジョージの38点でも埋まらなかった差
敗れたセルティックスでは、新加入のポール・ジョージが38得点を挙げました。ESPNによると、これはセルティックスの選手としてデビュー戦で記録した最多得点です。それでもジョージは「僕は精神的な勝利で満足する人間ではない」と語り、個人の数字より白星を求める姿勢を示しました。38点を取った選手がいても22点のリードを守れなかった事実は、セルティックスの後半の守備に課題を残しました。
カニングハムは試合後、NBC Sportsのインタビューに答えました。シューターが大事な場面で決めてくれることについて「それは恵みだ。僕の仕事が楽になる」と語っています。ピストンズは昨季リーグ2位の守備力を持つチームです。その守備に外からのシュートが加われば、60勝規模のシーズンも現実味を帯びます。
ジョージの38得点は個人としては圧巻の数字です。一方で、ピストンズのロビンソンが第4Qだけで15点、チームが3ポイント15本を決めた事実は、一人の爆発力よりも複数の射手による連続攻撃が試合を動かしたことを示しています。セルティックスは22点リードという大きな余裕を持ちながら、後半の23-0のランを止められませんでした。
逆転劇が示したピストンズの伸びしろ
この試合のピストンズは、エースの得点だけに頼らない勝ち方をしました。カニングハムとデューレンが22点ずつ、ロビンソンが21点、ベンチ勢が3ポイントを積み上げ、5人以上が勝敗に直結する働きをしています。守備で止めて外で決める循環は、昨季の土台に新しい武器が加わった形です。
22点差を覆した経験は、シーズンを通して長く効いてきます。劣勢でも崩れずに後半の守備で流れを変えられるチームは、接戦の多い東地区の上位争いで確実に勝ち星を拾えます。開幕戦の逆転勝ちは、ピストンズが今季の優勝争いに加わる号砲です。
ピストンズの強みは、前半に13点差をつけられても慌てない点にあります。後半の入りで守備を締め、相手の得点を止めてから3ポイントを重ねる手順が明確で、23-0という極端な数字はその手順がかみ合った結果です。逆に言えば、セルティックスは22点リードの時点で、攻め急がずに時間を使う選択肢を持っていました。開幕戦で露呈したこの差は、両チームの今後のシーズンに響きます。

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