エンジェル・リース

なぜスメスコはファイナル中にリースへ3ポイントを課したのか、カニンガムが首をかしげた時期の意味

 

ソフィー・カニンガムが、ドリームのアンジェル・リースに対する3ポイント強化の「タイミング」に疑問を投げかけました。自身のポッドキャスト「No Hesitation」で、カニンガムは「ちょっと変だと思った」と語っています。プレーオフのさなかに新しいスキルを身につけること自体に、疑問を感じたということです。

ただしカニンガムの話は疑問だけで終わっていません。リースの自信が「ゲームチェンジャーになる」と述べ、1本か2本の3ポイントが決まるだけで、リース本人とチーム全体の自信が上がると語りました。さらに、その自信がレーンでのプレーやディフェンスにも波及する可能性に触れています。

47.1%という数字が示すもの

Athlon Sportsによると、リースの3ポイント成功率はレギュラーシーズンで19.3%でした。ところが今回のプレーオフでは17本を放って47.1%、つまり8本を沈めています。同じ選手のシュートとは思えない変化です。第3戦でも2本中2本を成功させました。

カール・スメスコHCとスタッフは、リースの3ポイントに時間をかけて取り組んできました。Athlon Sportsによると、スメスコはチームメートの前で、リースに練習で2本連続の3ポイントを決めることを求めています。練習の段階から、3ポイントはチーム全体が見守る課題でした。

ファイナルでのリースは、シュートの変化と並行して数字も伸ばしています。第2戦は30得点16リバウンドでシリーズを1勝1敗に戻し、第3戦は34分の出場で21得点(12本中7本成功)、12リバウンド、3アシスト、3スティールを記録しました。ドリームは第3戦を97対71で制し、シリーズを2勝1敗としています。

レギュラーシーズンとの差は27.8ポイントに達します。しかも17本は、ひとつのシリーズで偶然に決まった数として片づけられる量ではなく、プレーオフを通じてリースが打ち続けた本数です。打つ回数自体が増えたことも、スメスコの強化が実戦に移った証拠です。

インサイドの選手が外を持つ意味

リースはこれまで、ゴール下とリバウンドで価値を生む選手でした。レギュラーシーズンの19.3%という数字は、相手ディフェンスがリースを外で放置できた理由そのものです。放置されれば、ペイントは混み合い、味方のドライブもリースのスクリーンも窮屈になります。

3ポイントが47.1%で入る選手を相手は放置できません。リースにひとり寄るだけで、ほかの選手に空間が生まれます。カニンガムが語った「自信がレーンやディフェンスに波及する」という見立ては、この空間の理屈と一致します。

時期への疑問に対する答え

カニンガムはフィーバーのガードで、1年契約の終了後はアンリストリクテッド・フリーエージェントになります。ファイナルを外から見る立場の選手が、同じリーグの選手が置かれた状況を実感を込めて語っている点に、この発言の重みがあります。

カニンガムの疑問は、シーズン中ならともかくファイナルで新しいことを試す必要があるのか、という常識に根ざしています。それでもプレーオフの17本で8本という結果が出ている以上、スメスコの判断は成果で裏づけられました。

3ポイントの習得は付け焼き刃ではなく、リースが外でも脅威になるための積み上げです。タイミングへの疑問は残っても、結果はスメスコの選択を支持しています。リースの3ポイントは、このファイナルでドリームが握った最大の武器のひとつです。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/sophie-cunningham-questions-timing-atlanta-063500036.html

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