フィラデルフィア・76ersが本拠地開幕戦でキャバリアーズを114-106で下しました。最大29点差を覆す逆転で、これはプレーバイプレー記録が残る時代で最大、レブロン・ジェームズの24年のキャリアでも最大の逆転勝利です。
前半69-45から、第3Qの37-21へ
ESPNによると、キャバリアーズは前半を69-45とリードし、開幕戦の前半リードとしては球団史に並ぶ最大の点差をつくりました。76ersは前半、15本のターンオーバーを犯し、1月以来最多の数字になりました。ジェイレン・ブラウンの前半の得点は4点で、本拠地の前半としては2025年3月以来の最少でした。ハーフタイムのブーイングが起きた会場の空気は、そこから大きく変わります。
後半は8-0のランで始まりました。タイリース・マキシーが、レブロンからのパスを受けてノードリブルの3ポイントを決め、点差は10まで縮みました。第3Qは37-21で上回り、8点差まで詰めて第4Qに入ると、残り6分54秒にジョエル・エンビードがジャレット・アレン越しに放った16フィートのジャンパーで逆転しました。そのままリードを守り切っています。
この逆転には、前半のミスの多さを逆手に取った面があります。76ersは前半に15のターンオーバーを重ねながら、後半は2つに抑えました。ボールを失わなければ、守備からの速攻と、マキシーのような得点力のある選手の1対1が生きます。
数字では、マキシーが両チーム最多の32得点、6アシストを記録しました。ドノバン・ミッチェルは第3Qまでに30点を挙げながら、第4Qは2点にとどまりました。ターンオーバーは、76ersが後半わずか2回、キャバリアーズが15回です。
キャバリアーズにとっては、プレーバイプレー記録が残る時代で最大の逆転負けです。前半の69-45は、76ersとの対戦での球団最大の前半リードに並ぶ点差でしたが、その優位を守れませんでした。
ニック・ナースHCが変えた守備の割り当て
勝敗を分けたのは、気持ちの切り替えだけではありません。ナースHCはキャバリアーズのピック&ロールへの守備の割り当てを変えました。キャバリアーズは前半、27回のピック&ロールで1回あたり1.08点を挙げていました。後半は20回で1回あたり0.56点です。点の取れ方が半分近くに落ちています。
ブラウンは、後半の反撃が「試合の流れを変えた」と語りました。エンビードは「多くの人なら諦めていたはずです」と、過去の76ersのチームと比べて今回の粘りを語りました。
マキシーは試合後、前半のキャバリアーズについて「正直、僕たちは小突き回されていました」と語りました。エンビードは、自身のキャリアの中で「トップ3」に入る夜だったと述べ、「素晴らしかった」と振り返りました。
開幕2連勝が示す、76ersの現在地
76ersは2日前の開幕戦で、前年王者のニックスに勝っています。そこに、29点差の逆転が加わりました。開幕2試合で前年王者のニックスとキャバリアーズに連勝したことは、順位表の数字だけでなく、チームの自己認識を変えます。
レブロンは試合後、「頼りにしたくはないですけどね」と笑いながら話しました。29点差を覆す戦い方は、毎試合再現できるものではありません。それでも、前半に15のターンオーバーを重ねて沈んだ試合を、守備の修正とマキシーの得点で後半に塗り替えました。この夜、76ersは勝ち方の幅を見せました。ホームの観客も、ハーフタイムのブーイングから試合終盤の大歓声へと反応を一変させました。今季の東の優勝争いに、マキシー、エンビード、レブロンを揃えた76ersが入ることは間違いありません。
引用:https://www.espn.com/nba/story/_/id/50255686/maxey-leads-charge-sixers-rally-29-stun-cavs

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