シカゴ・スカイのカミラ・カルドーゾが、WNBAの歴史に新たな1ページを刻みました。現地時間6月26日のポートランド・ファイアー戦で、放ったフィールドゴール13本をすべて成功させ、自己最多となる30得点をマーク。1本も外さずに決めた13本は、リーグ史上最多の「ノーミス・フィールドゴール記録」として残ることになりました。長く勝ち星に恵まれなかったチームを牽引しての快挙だけに、第一印象は「ようやくカルドーゾの圧倒的な身体能力が、数字として爆発した」という驚きと納得が入り混じったものでした。
13本すべてがネットイン、完璧すぎた一夜の中身
この日のスカイは124-94でファイアーを退け、内容も結果も圧巻でした。カルドーゾはフィールドゴール13本を100%で沈め、リバウンドも8本を確保。インサイドで相手の守備を完全に支配しました。チーム全体のフィールドゴール成功率は66%に達し、3ポイントも28本中15本を沈めるという非現実的な数字を叩き出しています。
立ち上がりから第1クォーターを29-17とリードすると、その後は一度も逆転を許しませんでした。124得点はフランチャイズの1試合最多得点記録だった114点を更新するもので、ジェイシー・シェルドンが第4クォーターに決めたレイアップが、その新記録の瞬間となりました。ルーキーのシドニー・テイラーも29得点と気を吐き、今季20点以上を4度記録。これはオリビア・マイルズ(7度)に次ぐルーキー2位の数字です。アズラ・スティーブンスが12点、スカイラー・ディギンズと、負傷から復帰して今季初出場となったコートニー・バンダースルートがそれぞれ10点を加えました。
「一本も外さない」という異次元、その背景
カルドーゾが打ち立てたのは、フィールドゴールを1本も外さずに決めた本数のリーグ最多記録です。シュートを13本も試みながら確率100%を維持することがいかに難しいか、バスケットボールを少しでも知る人であれば、その異常さがすぐに伝わるはずです。リング近辺での高さと柔らかいタッチ、そして味方の的確なパスがそろって初めて生まれる、まさに条件が完璧に重なった一夜でした。
背景に目を向けると、スカイの今季は5勝12敗と苦しい再建期の真っ只中にあります。今回の勝利でようやく連勝を達成しましたが、2連勝は5月9日から13日以来と、いかに白星から遠ざかっていたかが分かります。司令塔バンダースルートが負傷から戻ってきたこのタイミングでカルドーゾが歴史的な夜を演じたことは、低迷するチームにとって何よりの精神的な追い風になったはずです。
カルドーゾが描く、スカイ再建のこれから
ここからのスカイを考えるうえで、カルドーゾがフランチャイズの中心軸であることは疑いようがありません。リングを背にしたインサイドの破壊力に加え、リバウンドでもチームを支える存在であり、彼女を起点にした攻撃をどう体系化するかが浮上のカギになります。新人テイラーの得点力、そしてバンダースルートが本来のゲームメイクを取り戻せば、若さと経験のバランスは一気に整っていきます。
もっとも、1試合の記録だけで再建が完了するわけではありません。今季からポートランド・ファイアーをはじめとする新規参入チームが加わり、リーグの勢力図はかつてないほど流動的です。その中で5勝12敗からどこまで巻き返せるか。カルドーゾの成長曲線が、そのままスカイの未来図と重なっていくことになりそうです。
今後の試合・観戦情報
敗れたファイアーは、この日曜にワシントン・ミスティクスへ遠征する日程が組まれています。一方のスカイにとっては、この勢いをいかに次戦へつなげられるかが問われます。歴史的な一夜を起点に、再建期のチームがどんな上昇曲線を描くのか。カルドーゾの一挙手一投足から、しばらく目が離せません。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/kamilla-cardoso-shoots-13-13-014759832.html

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