フェニックス・マーキュリーのデワナ・ボナーが、また一つ大きな節目に到達しました。7月7日(日本時間8日)に本拠地フェニックスで行われたシカゴ・スカイ戦で、WNBA史上3人目となる通算8,000得点を達成したのです。歴代1位のダイアナ・トーラシ、同2位のティナ・チャールズに続く快挙であり、38歳となった今もコートに立ち続けるベテランの歩みを象徴する一夜になりました。派手なハイライトではなく、フリースロー1本で静かに歴史へ足を踏み入れたところが、いかにもボナーらしいと感じます。
残り7得点で迎えた夜、後半のフリースローで歴史の扉を開く
この日のボナーは、大台まであと7得点という状況で試合に入りました。最終スタッツは12得点7リバウンド1アシスト、フィールドゴール成功率は50%。数字だけを見れば平均的な内容ですが、後半に沈めたフリースローで通算8,000得点に到達すると、チームメイトやコーチ、スタンドのファンが一斉に祝福し、アリーナは温かい空気に包まれたと現地メディアは伝えています。
8,000得点という水準は、仮に1シーズンで500得点を積み上げても16年かかる計算です。1試合単位に直せば、40試合フル出場でも平均12.5得点を16シーズン続けてようやく届く数字であり、爆発力よりも持続力が問われる記録だと言えます。この日の12得点は、まさにその積み重ねの縮図でした。
トーラシ10,646点の背中と、2009年ドラフト5位からの17年
ボナーは2009年のドラフトでマーキュリーから全体5位指名を受けてリーグ入りしました。ルーキーイヤーから3年連続でシックスウーマン賞(最優秀第6の選手)を受賞し、2009年と2014年にはマーキュリーの一員として2度の優勝を経験しています。2020年からはコネチカット・サンでエース級の働きを見せ、2025年はインディアナ・フィーバーで開幕を迎えたものの、シーズン途中の7月に古巣フェニックスへ復帰。2026年4月に再契約を結び、17年目のシーズンを戦っています。
通算得点の歴代ランキングを見ると、1位は10,646得点のトーラシ、2位はチャールズで、この2人だけが先に8,000得点の壁を越えていました。歴代4位のティナ・トンプソンが7,488得点でキャリアを終えていることを考えると、8,000得点がいかに特別なラインかが分かります。しかもボナーはキャリアの序盤3年を第6の選手として過ごしており、先発として積み上げた期間だけで見れば、この記録の重みはさらに増すはずです。
オールスター不在のマーキュリーで際立つ、38歳の現在地
折しも今週は2026年オールスターのロスターが出そろったタイミングで、米メディアではマーキュリーから20年以上ぶりに選出者がゼロになったと報じられています。チームとして世代交代の端境期にある中で、リーグの歴史そのものを体現するボナーの存在感は、かえって際立っているように思います。
次の節目となる9,000得点までは約1,000点。現在の出場時間と役割を考えれば複数シーズンを要する距離であり、38歳という年齢を踏まえると簡単な道のりではありません。ただ、トーラシが40歳超までプレーした前例をフェニックスのファンは間近で見てきました。ボナーがどこまで記録を伸ばすかは、リーグの長寿時代を測る一つの物差しになるのではないでしょうか。拡張で新規ファンが増え続けるWNBAにとって、2009年からの歴史を現役で語れる選手がコートにいること自体が、大きな財産だと考えます。
関連情報
ボナーの通算成績やマーキュリーの今後の日程はESPNの選手ページで確認できます。オールスター休暇前の残り試合で、8,000得点超えのベテランがどんなプレーを見せるのか、引き続き注目です。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/dewanna-bonner-latest-milestone-reminder-044208449.html

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