ソフィー・カニンガム

審判を製品の一部と呼んだカニンガム、決勝前夜に響く待遇改善の号砲

 

フィーバーのソフィー・カニンガムが、WNBAファイナル開幕を前に、審判の待遇改善をリーグに求めました。自身が出演するポッドキャスト「No Hesitation with Sophie Cunningham & Drew Hanlen」の最新回で、審判の報酬について「十分に支払われていない」と言い切りました。Yahoo Sportsに配信されたPro Football Networkの記事によると、この発言は今季のプレーオフで続いた判定をめぐる議論を受けたものです。

カニンガムが語った審判待遇の中身

カニンガムは「報酬を上げれば、審判の本気度はもっと高くなる」と述べ、「それが技術の向上にもつながってほしい」と続けました。オフシーズンの審判の働き方にも触れ、「より休養が取れた」状態で「WNBAの審判としてだけ準備する」環境を挙げています。

リーグの位置づけにも踏み込みました。WNBAを、審判がNBAへ上がるための通過点ではなく、キャリアを築きたいと思える場所にするべきだと主張しています。「口だけでなく、お金を出さなければいけない」と語り、「私たちが不満なら、審判も製品の一部であり、試合の一部です」と述べました。選手、リーグ、審判を同じ製品の一部として扱う発想です。

判定論争が積み重なった今季のプレーオフ

背景には、10月7日のドリーム対リバティ、セミファイナル第2戦があります。延長戦の最終盤にリセットタイムアウトをめぐる混乱が起き、試合後も議論の的になりました。カニンガムは同じポッドキャストで、この件がなぜ速やかに処理されなかったのかと疑問を投げかけています。

第3戦では、エンジェル・リースがサブリナ・イオネスクに詰め寄ったプレーでリースにテクニカルファウルが宣告されなかった点を問題にしました。この試合では、リースとジョンケル・ジョーンズが別の接触の後にテクニカルファウルを受けています。昨季はリンクスのシェリル・リーブHCが、セミファイナルでマーキュリーに敗れた後、審判団の選定を厳しく批判しました。

審判への不満は今季の序盤から出ていました。OutKickの記事によると、7月にはケイトリン・クラークがアリッサ・トーマスとの接触をめぐり、フラグラントファウルだと考えていたと述べ、「審判をフルタイムの従業員として雇うのと同じ水準で支払うべきだ」と訴えました。この接触はのちにフラグラント2へ引き上げられ、トーマスは1試合の出場停止になっています。リーグは審判の評価と育成を担う顧問を採用していますが、同記事によると、8球団のコーチやGMはいまも審判のレベルに不満を抱えています。

決勝を前にリーグが突きつけられた宿題

クラークは7月に、カニンガムは10月に、同じフィーバーの選手として同じ結論に行き着きました。審判の報酬を引き上げ、専業に近い環境で働ける仕組みを整えるという主張です。3か月を隔てた2人の声が重なったことで、これは個人の不満ではなく、リーグ全体に共通する要望になりました。

ファイナルはドリームとヴァルキリーズの顔合わせで、注目度は今季最大です。判定の質は審判個人の力量だけで決まるものではなく、報酬、休養、キャリアの見通しといった土台に左右されます。リーグが審判の待遇に投資しない限り、判定をめぐる議論は大舞台のたびに繰り返されます。審判の待遇改善は、WNBAが次の成長段階へ進むために最初に片づけるべき課題です。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/don-t-paid-enough-sophie-070130714.html

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