エンジェル・リース

マッコートリーの歓喜とリースの21点、ボルチモアが結んだドリーム初のファイナル白星

 

元ドリームのエース、アンジェル・マッコートリーが「ついに」と声を上げました。ドリームがゴールデンステイト・ヴァルキリーズを97対71で下し、WNBAファイナル史上初の1勝を手にした10月21日の第3戦を受けた反応です。USA TODAY Sportsの電話取材に応じた40歳のレジェンドは、勝利をチームのカルチャーにとって大きな意味を持つ出来事だと位置づけました。

0勝9敗だった球団の歴史と、10年を捧げたレジェンド

ドリームのファイナル進出は今季が13年ぶりです。過去には2010年にシアトルへ0勝3敗、2011年と2013年にはミネソタへそれぞれ0勝3敗で敗れ、今季の第3戦まで1度も勝てませんでした。その3度の舞台すべてに立っていたのがマッコートリーです。球団のコーナーストーンとして5度のオールスターと7度のオールディフェンス選出を重ねましたが、ファイナルでの白星だけは手にできませんでした。

2019年に前十字靱帯を断裂して同年を全休し、2020年はエーシズへ移籍しました。この年もファイナルに進みましたが、ストームに0勝3敗で敗れました。通算4度目のファイナル出場でも、勝利には届きませんでした。

だからこそ、今回の「ついに」には重みがあります。USA TODAY Sportsによると、マッコートリーはこの1勝がチームのカルチャーに確実にプラスになると語りました。今季のドリームはレギュラーシーズンを30勝14敗で終え、2025年に並ぶ球団最高の成績を残しています。

同じ名前、同じ街、同じ高校

マッコートリーは現在のエース、エンジェル・リースを自分と重ねて語りました。ESPNによると、リースは第3戦で21点12リバウンドを記録し、ファイナル3試合連続のダブルダブルを達成しました。マッコートリーが挙げた共通点は名前だけではありません。2人はボルチモアの出身で、同じ高校に通い、高校時代の恩師まで同じです。

ボルチモアの同じ高校から出た2人が、13年の空白をはさんで同じ球団の看板を背負いました。マッコートリーがドリームの顔として戦った時代と、リースが中心に立つ今季は、1本の線でつながっています。26点差の快勝を引っ張ったのは、先輩が育った街の後輩でした。

舞台のステートファーム・アリーナには1万7000人を超える観客が詰めかけ、満員になりました。13年前の最後のファイナルを知る世代も、初めてドリームのファイナルを見届けた世代も、同じスタンドで初勝利の瞬間を迎えました。マッコートリーが歩んだ道の先に、リースの3試合連続ダブルダブルがあります。

40歳が見据える次の舞台

マッコートリーは2022年を最後にコートから離れていますが、引退はしていないと明言しています。ファイナルでは、自身が保持してきたプレーオフ1試合42得点の記録(ステュワート、コリアーと並ぶ)が今季、オガンボウェールの45得点で塗り替えられました。記録は更新されても、球団のファイナル初勝利という歴史は誰にも書き換えられません。マッコートリーはサンフランシスコで開かれる第5戦の観戦も、予定として考えていると明かしました。

ドリームの初優勝を一番近くで願っているのは、0勝9敗の時代を戦い抜いた本人です。ファイナル初勝利は、マッコートリーの10年とリースの今季を同じ物語に結びつけました。この1勝は、球団が長く背負ってきた敗北の記憶に区切りをつけました。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/finally-angel-mccoughtry-ecstatic-over-221049642.html

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