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8本指の覚悟とグレイの「10%」、ドリームを支える左手の痛み

 

ドリームのアリーシャ・グレイが、左手の負傷を抱えたままWNBAファイナルを戦っています。AP通信(Atlanta News First配信)によると、グレイは金曜日の取材にシュートを打つ手に黒いマジックテープ式のブレースを着けて応じ、「私は文字どおり8本の指でプレーしています」と語りました。ドリームはシリーズを2勝1敗でリードしていますが、チーム最多得点者の左手は完全には癒えていません。

ファイナル3試合で開いた数字の落差

グレイは今季レギュラーシーズン44試合すべてに出場し、平均19.0点、3.5リバウンド、2.6アシスト、1.4スティールを記録したチームの得点源です。第1ラウンドのミスティクス戦では2試合続けて22点を挙げました。

ところがファイナル3試合の平均は15点、フィールドゴール成功率は29%弱、3ポイント成功率は22%にとどまっています。リバウンドは4.3、アシストは3.0です。第1戦は先発して19点を挙げましたが、ドリームは64対68で敗れ、プレーオフ初黒星を喫して10連勝が止まりました。さらに第3戦ではギャビー・ウィリアムズの体が負傷した左手に当たり、グレイは一度ベンチへ下がりました。数分後にコートへ戻り、そのままプレーを続けています。

準決勝の初戦から続く左手の経過

負傷は10月4日、ニューヨーク・リバティとの準決勝第1戦で起きました。スクリーンでの接触で一度ロッカーへ下がり、その後ルーズボールに飛び込んだ場面で再び左手を痛め、試合に戻りませんでした。第2戦は欠場し、第3戦は試合開始の約1時間前に出場しないことが決まりました。カール・スメスコHCは「負傷してから順調に回復している。大事を取って今日は欠場とした」と説明しています。

その間はデワナ・ボナーが先発を務め、第2戦で10得点を挙げました。ドリームはグレイ不在のままリバティを3連勝で退け、ファイナルに進みました。10月13日にはグレイ自身が左手の軽い処置を受けたことを明かしています。手術かどうかは語らず、球団も時期を公表しませんでした。当時の状態は「その日次第」で、「経過は順調です」と話していました。

10%のグレイがドリームに与える意味

ドリームは第4シードからファイナルへ勝ち上がったチームで、過去3度のファイナル進出はいずれもスイープで敗れ、1勝も挙げられていませんでした。対戦するヴァルキリーズも初優勝を狙っており、どちらが勝っても球団史上初の王者が誕生します。13年ぶりの舞台でエースが万全でないことは、チームにとって小さくない負担です。

グレイは取材で「100%のリッシュ(グレイの愛称)ではない。シュートを決められる自分ではないと分かっています」と認めたうえで、「自分に優しくすれば、ほかの形で試合に影響を与える方法が分かります」と続けました。そして「10%のリッシュは0%のリッシュより役に立つ」と言い切っています。

シュートが入らない夜でも、グレイがコートにいればディフェンスの的は分散し、相手のダブルチームはリバウンドとアシストを稼ぐ味方へ向かいます。成功率29%、22%という数字は19.0点を稼いだシーズンのグレイとは別人の水準ですが、平均4.3リバウンドと3.0アシストは、得点以外の仕事で試合に絡み続けている証拠です。オフシーズンには手を治す時間が十分にあります。ドリームの初優勝は、10%のグレイがどれだけ長くコートに立ち続けられるかにかかっています。

引用:https://www.atlantanewsfirst.com/2026/10/24/allisha-gray-playing-through-hand-injury-during-wnba-finals/

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