なぜヴァルキリーズは19個のターンオーバーで崩れたのか、バートンが背負った責任

 

WNBAファイナル第2戦で、ゴールデンステート・ヴァルキリーズはアトランタ・ドリームに65-79で敗れ、シリーズを1勝1敗のタイに戻されました。敗因の中心は19個のターンオーバーです。ドリームはこのミスから24点を奪い、勝負を決めました。ヴァルキリーズが自分たちの看板として掲げてきた守備の規律とボール管理が、最も大事な舞台で崩れた夜でした。

19個のミスが生んだ24点

ESPNによると、ヴァルキリーズのスターターのうち4人が2個以上のターンオーバーを記録しました。ミスがなかったのはケイラ・ソーントンだけです。ポイントガードのベロニカ・バートンも3個のターンオーバーを犯しました。ドリームはこの19個のミスを24得点に変えています。

ドリームのディフェンスは第1戦から別物でした。ドリームは第1戦を64-68で落とし、このときターンオーバーから奪った得点はわずか8点でした。それが第2戦では24点に増えています。レイン・ハワードがファイナル史上最多となる1試合6スティールを記録し、デワナ・ボナーもベンチから4スティールを加えました。アンジェル・リースは30得点16リバウンドでチームを引っ張りました。

得点面でもヴァルキリーズは苦しみました。3ポイント成功率は29.2%にとどまり、この試合で15点を超えた選手は1人もいません。リースが30点を挙げた夜に、ヴァルキリーズの最多得点者は15点以下だったことになります。

バートンが語った「自分から始まる」という言葉

バートンは試合後、ミスの原因を自分自身に向けました。「ボールに対して少し緩すぎたと思います。ドリームの持ち味はまさにそこで、私たちはその逆が持ち味です。すべては私から始まります。ただボールを投げているだけではいけません」と語っています。さらに、速攻の場面で急ぎすぎず決断することが必要だったと述べ、「ためらった場面や、全員の意思が揃っていなかった場面が多く、そこでターンオーバーが生まれました」と振り返りました。

ハイポスト・フープスによると、バートンはここまでの2試合で合計16得点にとどまっています。得点でもゲームメイクでも、ヴァルキリーズが求める水準には届いていません。ただし、彼女は逃げませんでした。「私がこれを直さなければいけません。そうします」と言い切っています。

センターのカイア・ストークスは、ドリームが守備のギアを上げてきたと認め、「集中を切らさず、やるべきことに戻るだけです」と述べました。

ナカセHCが示した「ハッスル」という答え

ナタリー・ナカセHCは、ドリームの「努力、ハッスル、闘志」を称えました。そのうえで、守備を軸にしたチームのアイデンティティが揺らいだことへの苛立ちを隠していません。「フラストレーションは大きいです。守備は私たちのアイデンティティで、それを誇りにしてきました。ターンオーバーはハッスルの結果です。奪う側が相手を上回って走り、手を出し、ドライブのコースを塞ぐから、ミスが生まれます」と語りました。

ナカセHCはオフェンスの組織づくりと、ゲームプランを守り抜くことについて話し合う考えを示しています。ヴァルキリーズは守備のチームですが、守備で相手を止めても、攻撃側のミスで流れを渡せば勝てません。第1戦の68-64は、そのバランスが取れた形でした。第2戦はその逆です。

第3戦の焦点はバートンの判断

シリーズはアトランタに移り、第3戦は水曜日に行われます。ドリームは第1戦の敗戦後、シーズンを通して勝ち上がってきた守備の形に戻して勝ちました。ホームのドリームは、ヴァルキリーズのガード陣に同じ圧力を掛けてきます。

ヴァルキリーズが主導権を取り戻す条件は、バートンのボール運びが安定することです。ターンオーバーを10個台前半に抑えれば、守備の強みが生きる展開に持ち込めます。逆にバートンが再びプレッシャーに押されれば、ドリームの速攻とリースのリバウンドが試合を支配します。第3戦の鍵はバートンの判断です。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/50224865/valkyries-lament-their-poor-ball-security-loss-dream

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