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14ブロックの壁と先発入れ替えの賭け、バルキリーズが握った2勝2敗の転機

 

ゴールデンステイト・バルキリーズがWNBAファイナル第4戦でアトランタ・ドリームを67対62で破り、シリーズを2勝2敗のタイに戻しました。第3戦を26点差で落とした直後に、ナタリー・ナカセHCは先発メンバーを2人入れ替える決断を下し、結果で応えた形です。

先発2人の入れ替えと、ドリームを止めたストークスの壁

ESPNによると、ナカセHCはカイラ・チャールズとティファニー・ヘイズを先発に起用し、ケイラ・ソーントンとセシリア・ザンダラシニを控えに回しました。ソーントンとザンダラシニはベンチから出てすぐに流れを変え、第1Qの連続得点でバルキリーズは第2戦の第3Q以来となるリードを奪いました。

ClutchPointsによると、レベッカ・ロボは「ファイナルが5試合制になった2005年以降、第3戦以降に主力の故障なしで先発を複数人入れ替えたチームはバルキリーズが初めて」と指摘しました。2023年のラスベガス・エーシズが第4戦で2人を入れ替えた例はありますが、それは主力の負傷が理由でした。

守りの中心はカイア・ストークスでした。ストークスは3ブロックと16リバウンド(うちオフェンスリバウンド8)を記録しました。ESPNによると、4試合で積み上げたブロックは14本に達し、ブリトニー・グリナーとシルビア・フォウルズが持つ12本を抜いてファイナル史上最多になりました。ClutchPointsによると、WNBAはストークスを「ファイナル史上初めて、4試合連続で3ブロック以上を記録した選手」と紹介しています。

ドリームのシュート成功率は33.3パーセントで、3ポイントは23本中4本しか決まりませんでした。ライン・ハワードが19得点でチームを引っ張りましたが、バルキリーズは前半終盤に18対6のランを作り、第4Qに入る時点で9点のリードを築きました。

止められたリースと、第3Qの力関係の逆転

ここまでドリームを2勝に導いた中心はアンジェル・リースでした。ESPNによると、ドリームが勝った2試合でリースは平均25.5得点、14リバウンドを記録していました。ところが第4戦は12本のシュートのうち10本を外し、8得点にとどまりました。第4Qにはレイアップも落としています。前半に決めたフィールドゴールは、24対20と詰め寄った1本だけでした。

もうひとつの転換点は第3Qです。ドリームは第1戦から第3戦までの第3Qで、バルキリーズを合計60対35で上回っていました。後半の入りで毎回主導権を奪われる展開が、このシリーズの勝敗を分けてきました。第4戦ではその差が大きく縮まり、ドリームの反撃は不発に終わりました。ESPNによると、バルキリーズの選手たちは試合前から「もっと体を当て、もっと激しくプレーする必要があっただけ」と自信を見せていました。

ターンオーバーの管理も効きました。ドリームの2勝はバルキリーズのミスから生まれた速攻が土台でしたが、第4戦はミスを抑えたうえでオフェンスリバウンドを拾い続け、ドリームに走る機会を与えませんでした。ストークスの8本のオフェンスリバウンドは、その象徴です。

勝負を分ける要素は、ストークスの壁とリースの復調

終盤の展開は決して楽ではありませんでした。第4Q中盤に61対55まで詰められると、ベロニカ・バートンが3ポイントで応えました。その後ドリームは9点中7点を奪い、残り28秒でハワードのスリーポイントプレーによって66対62まで迫りました。バートンが1本のフリースローを決め、ドリームが次の攻撃で得点できず試合は決着しました。

ClutchPointsによると、ガビー・ウィリアムズが17得点、5リバウンド、3アシスト、3スティールでチームを牽引し、バートンが13得点5アシスト、ヘイズが13得点5リバウンド、ザンダラシニが10得点3スティールと続きました。4人が2桁得点に乗ったことは、先発入れ替えとベンチの再編が噛み合った証拠です。

残り試合の主導権は、ストークスの壁がリースをどこまで抑え込めるかで決まります。リースの本来の得点力と、ドリームが第3Qに見せてきた爆発力が戻れば、バルキリーズの守備は再び試されます。ただし、ナカセHCが先発を動かしてまで守備と体の強さを優先したこの決断は、シリーズの流れを変える明確な手になりました。バルキリーズは主導権を取り戻しました。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/50268872/valkyries-even-wnba-finals-defense-shuts-dream

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