ラッセル・ウェストブルック

ウェストブルックの『0』はなぜ永久欠番に値するのか、サンダー2人目の重み

 

オクラホマシティ・サンダーは、ラッセル・ウェストブルックの背番号0を2月7日に永久欠番にします。球団がこの決定を発表しました。サンダーが永久欠番にするのは、ニック・コリソンの4番に続いて2人目です。

球団が下した評価

ESPNによると、サンダーのサム・プレスティGMは月曜日に声明を出しました。プレスティは「多くの選手が影響を残すが、真に偉大な選手だけがレガシーを残す」と述べています。さらに「オクラホマの人々は彼を自分たちの一員と考えており、その背番号は永遠にオクラホマシティの天井に掲げられる」と語りました。

ウェストブルックは2008年のドラフト1巡目でサンダーに指名されました。球団がシアトルから移転してサンダーになる、わずか数日前のことです。つまり、オクラホマシティのサンダーとして最初に迎えた世代の一人が、ウェストブルックでした。18年間のNBAキャリアのうち、最初の11シーズンをこの街で過ごしています。

MVPとトリプルダブル平均が刻んだもの

ケビン・デュラントがフリーエージェントでチームを去った2015-16シーズンの後、ウェストブルックの役割は一段と大きくなりました。2016-17シーズンには平均31.6点、10.7リバウンド、10.4アシストを記録し、オスカー・ロバートソン以来となるシーズン通してのトリプルダブル平均を達成しています。この年にMVPに選ばれました。

ウェストブルックはその後の2シーズンも、トリプルダブル平均を続けました。この2シーズンがサンダーでの最後の年になっています。サンダーは2019-20シーズンの前にウェストブルックをロケッツへトレードしました。シーズン通算でトリプルダブル平均を3年連続で続けた事実は、単なる個人記録ではありません。デュラントを失ったチームを、ウェストブルックが一人で支え続けた証拠です。

2008年にドラフトされた新人が、2019年にロケッツへ移るまでの11シーズンを同じ街で過ごした事実は、現代のNBAでは貴重です。球団の最初の歴史と、ウェストブルックのキャリアの前半は、ほぼ完全に重なっています。プレスティが「オクラホマの人々は彼を自分たちの一員と考えている」と語った背景には、この11年の積み重ねがあります。

サンダーでの最後の2シーズンも、平均で10リバウンド超えと10アシスト超えを同時に続けるという、他の選手には真似できない役割をこなしました。オスカー・ロバートソン以来という比較が成立する選手は、NBAの歴史でも例外的な存在です。この数字の重みは、永久欠番を語るうえで外せません。

背番号0が示すもの

ウェストブルックはその後、ロケッツ、ウィザーズ、レイカーズ、クリッパーズ、ナゲッツ、キングスでプレーしました。オールスターには9回選ばれ、2021年にはNBA75周年記念チームにも名を連ねています。そして今オフに現役引退を発表しました。

サンダーがこれまで永久欠番にしたのは、コリソンの4番だけでした。そこにウェストブルックの0番が加わります。球団の歴史が浅いからこそ、2人目に選ばれる意味は重くなります。MVPを獲得した選手が、サンダーの永久欠番として2人目に入る形は、球団の評価基準が実績と街への貢献の両面にあることを示しています。

引退した選手の背番号を掲げる行為は、球団の歴史を語る場所に、その選手の物語を永久に残す決断です。サンダーにとって、永久欠番はコリソンの4番に続く2人目で、まだ数少ない特別な栄誉です。デュラントが去った後の3年間、トリプルダブルを平均で続けた選手が、その栄誉にふさわしいことは数字が証明しています。2月7日、オクラホマシティの天井には、ウェストブルックの0番が掲げられます。

引用:https://www.espn.com/nba/story/_/id/50360248/thunder-retire-russell-westbrook-no-0

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