ゴールデンステート・ヴァルキリーズが、WNBA初優勝を祝うパレードをサンフランシスコで行いました。ESPNによると、集まったファンは推定40万人です。ヴァルキリーズはアトランタ・ドリームを7戦で下して頂点に立ちました。ESPNによると、アメリカのスポーツ界で最速で優勝した拡張フランチャイズです。
フェリーで湾を渡り、ジャイアンツの本拠地まで
パレードは2026年11月4日(水)に開かれました。チームは本拠地オークランドでの集会のあと、フェリーで湾を渡り、エンバカデロのフェリービルディングを出発しました。約2マイル(約3.2キロ)の沿道を進み、MLBジャイアンツの本拠地オラクル・パークでゴールしました。
フロートの上で主役になったのは、ファイナルMVPのギャビー・ウィリアムズです。トロフィーを抱えたまま、ベイエリアのラップソングのコール&レスポンスで観衆をあおりました。このソングはヴァルキリーズの優勝ロードのアンセムになっています。ウィリアムズは「このおバカな仲間たちを早く抱きしめたくてたまらなかった」と語りました。
キア・ストークスはマイクを握ってフロートでパフォーマンスし、ウィリアムズとともに観衆へシャンパンを浴びせました。カイトリン・チェンはホットドッグの着ぐるみで登場し、動画を撮影中に手にしたホットドッグを落としています。ESPNはこの場面を「悲劇」と表現しました。ベロニカ・バートンとチェンは沿道を駆けてファンとハイタッチし、ティファニー・ヘイズも別のバスから同じことをしました。
ナタリー・ナカセHCはファンのモッシュピットに飛び込み、ファンからテキーラのボトルを手渡されています。沿道にはミュージシャンのケラーニとP-Lo、元下院議長のナンシー・ペロシも加わりました。バートンは優勝の意味を問われ、「すべてを意味します」と述べています。
2年で届いた優勝と、5年という約束
数字を並べると、このパレードの重みが見えてきます。オーナーのジョー・ラコブは、参入から5年以内の優勝を約束していました。実際にトロフィーを掲げたのは2年目です。約束の期限を3年も前倒しにしたことになります。ESPNは、5年でいくつの優勝を積み上げられるのかと問いかけています。
プレーオフの歩みも劇的です。球団初のプレーオフ勝利はファーストラウンドのダラス・ウィングス戦で挙げ、そこからファイナルのゲーム7まで勝ち抜きました。経験ゼロの球団が、初めての勝利から優勝までを一気に駆け上がったのです。
ナカセHCは集会で「愛は世界で一番強い力で、この選手たちはそれを体現しています」と語りました。続けて「バルホラの前でプレーできたのは光栄です。だから優勝できました」と述べ、ホームのファンへの感謝を口にしています。ストークスは、チームメイトが初優勝を迎える姿を見られたことが特別だったと話し、このタイトルを「ケーキの上のアイシング」と呼びました。
連覇へ、もう動き出している
ナカセHCはゲーム7の約15分後には、もう連覇のことを考え始めていたと明かしました。ラコブは「最高はこれからです、もちろん」と語り、チームには再び勝つために必要なものがすべてそろっていて、必ず勝つと言い切っています。
この発言は、勢いだけの強がりではありません。ウィリアムズ、バートン、ストークス、チェン、ヘイズ、アミヒア、チャールズという顔ぶれが同じ場所に立ち、ベンチにはHCの確かな哲学があります。ホームの熱量は40万人の規模で証明されました。ヴァルキリーズはこの優勝を終点にせず、王朝の起点として扱います。連覇の最大のライバルは、他球団ではなく、慢心しない自分たち自身です。

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