ペイジ・ベッカーズ

なぜベッカーズは、リースを止めた4度目の反則に「ルールを変えたい」と訴えたのか

 

ダラス・ウィングスのペイジ・ベッカーズが、WNBAのポストディフェンスの判定について「変えたいルール」を公に挙げました。ファッドが司会を務めるポッドキャスト「Fudd Around and Find Out」に出演した際に、アンジェル・リースにポストアップされた場面を例に出して語っています。

ベッカーズが語った「4度目」の場面

ベッカーズは、リースがポストアップを仕掛けてきた特定の場面を取り上げ、「私はその場に踏みとどまっていました」と振り返りました。続けて「私が踏みとどまって守った結果、反則を取られたのはこれで4回目です」と述べ、「相手を行かせ続けなければいけないのでしょうか。行かせろ、行かせろ、ということですよね」と不満を口にしました。

そのうえで「私が変えたいルールはそれです。選手がその場に立ち続けられるようにしてほしい」と語りました。HITCによると、問題にしているのはバックダウンしてくる攻撃側に対し、守備側が位置を保つ場面の笛です。ルール上、守備側は床の上に位置を確保する権利を持っていますが、現場では広いスタンスで衝撃を受け止めたり、腕で押し返したり、倒れずに踏ん張ったりすると、守備側のブロッキングが宣告されることが多いとHITCは説明しています。

得点源の守備者が抱える笛の問題

ベッカーズは今季、平均20.9得点、4.1リバウンド、5.9アシストを記録し、オールWNBAセカンドチームに選ばれました。ESPNによると、この数字はウィングスの攻撃を背負った上での成績です。攻撃で大きな役割を担う選手が、守備でも体を張る立場にあります。ポストアップを仕掛けてくる相手に対し、1度の笛でファウルがかさめば、攻撃面にも影響が出ます。

ベッカーズが挙げたのは、相手がリースだった場面ですが、訴えている中身は特定の相手との相性ではなく、笛の基準そのものです。リースのようにフィジカルでゴール下へ押し込んでくる選手に対し、守備側が踏みとどまる行為をどう評価するかは、ポストプレーヤーを抱えるすべてのチームに関わります。HITCによると、今季はファンも選手も判定への不満を口にする場面が多いシーズンでした。

この回は、ベッカーズとファッドが関係の終了を明かしたことでも注目を集めたエピソードです。ESPNによると、ファッドは今季30試合に出場して平均13.1得点を記録し、8月の右膝手術でシーズンを終えました。恋愛関係の話題が大きく取り上げられた一方で、バスケットボールの中身にあたる発言として、このルールへの言及が残りました。

ベッカーズの言葉は、守備者の目線で笛への違和感を言語にしています。「4回目」という数字は、1度きりの不運ではなく、同じ形の場面で繰り返し反則を宣告されてきたという実感を示しています。審判の判定基準に選手が公の場で異を唱える場面は多くありませんが、今回は感情的な批判ではなく、「その場に立ち続けられるようにしてほしい」という具体的な要望として提示されました。

基準が見直されるかどうかが来季の焦点

ベッカーズの発言に対するリーグ側の反応は、HITCの記事には載っていません。ただ、オールWNBAセカンドチームに選ばれた中心選手が「ルールを変えたい」とはっきり口にした事実は軽くありません。ポストアップとブロッキングの境界線は、審判の裁量が大きい領域です。守備側が位置を保つ権利を認めるのか、それとも接触を生んだ側に責任を負わせるのか。この線引きが明確になれば、ベッカーズのような守備者の戦い方も変わります。

ウィングスは来季、新アリーナへ本拠地を移し、ファッドは膝のリハビリに取り組んでいます。注目度が高まる来季、ベッカーズの訴えは、WNBAが判定の一貫性にどう向き合うかを測る材料になります。

引用:https://www.hitc.com/paige-bueckers-calls-for-wnba-rule-change-over-angel-reese-incident/

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です