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22勝66敗でも解任なし、メジアンがヒューストンで続ける再建への執念

 

コネチカット・サンのラシッド・メジアンHCが、ヒューストンへ本拠地を移す2027年シーズンも指揮を執ります。ClutchPointsによると、ヒューストン・クロニクルのダニエル・ラーナー記者が10月30日にこの続投を明らかにしました。球団は来季からコメッツとして再出発し、球団社長のジェン・リゾッティとGMのモーガン・タックも現職にとどまります。2シーズンで22勝66敗という成績を残した指揮官に、球団は3年目を託しました。

通算22勝66敗、勝率2割5分の2年間

ClutchPointsによると、メジアンの2シーズン通算成績は22勝66敗です。88試合で勝率は.250になります。SI.comによると、1年目の2025年は11勝33敗でした。通算から差し引くと、2年目の2026年も11勝33敗で、2シーズンとも同じ数字です。

メジアンは2025年のシーズン前にサンへ加わりました。それまではベルギー代表を率い、サン就任のために辞任しています。フランス代表ではアシスタントコーチを務めた経歴があり、WNBAのベンチを預かるのはこの2年が初めてでした。

1年目の土台は薄いものでした。SI.comによると、サンはシーズン前に先発の顔ぶれをすべて失っています。前半戦は3勝20敗と大きく負け越し、後半戦に3連勝を記録しました。レイラ・ラカン、サニヤ・リバース、アニーサ・モロー、アーリーヤ・エドワーズの4人のルーキーが中心を担い、ラカンはオールスターに選ばれた新人です。勝ち星の数では示せない部分で、メジアンは若い戦力を育てる作業を進めました。

24年の歴史を閉じる球団が持ち込むもの

ClutchPointsによると、サンはオーランド・ミラクルとして4シーズンを過ごし、2003年にコネチカットへ移りました。その歴史は今季のモヒガン・サン・アリーナでの最終シーズンで幕を下ろします。球団名もコメッツに変わり、残るのは人と資産です。

資産の中身は数字に表れています。ESPNによると、2027年ドラフトの抽選で、ヒューストンは全体1位指名権の確率が32.9%で、新設のトロントと並んで最も高い位置にいます。確率の土台は過去2シーズンの通算成績で、22勝66敗の2年間がそのまま抽選の重みになりました。ヒューストンは3位より下がらない位置が保証されています。抽選は11月15日、ドラフト本番は2027年4月12日です。

つまり球団は、負けた2年間の対価として上位指名権を持ってヒューストンへ向かいます。その指名権を使う側のHCを入れ替えず、社長とGMと同じ顔ぶれで臨む選択を、球団は10月30日に固めました。

3年目のメジアンに問われる育成の結果

続投の意味は、編成の一貫性にあります。社長のリゾッティ、GMのタック、HCのメジアンが同じ3人で新天地に入ります。移転と改名という大きな変化の中で、現場の意思決定者を変えない判断です。

ESPNによると、2027年ドラフトにはUSCのジュジュ・ワトキンス、テキサスのマディソン・ブッカー、ノートルダムのハンナ・ヒダルゴが参加資格を持っています。抽選次第でこの3人の誰かがヒューストンに加わります。ラカンら2025年組のルーキーに、2027年組の最上位候補が並べば、メジアンは2年かけて育てた若手と新たな主役を同時に預かります。

3年目のメジアンの評価は、勝率.250を引き上げられるかで決まります。上位指名権と2025年組の成長を結びつけて初めて、22勝66敗の2年間は再建の土台として意味を持ちます。

引用:https://clutchpoints.com/wnba/connecticut-sun/sun-news-connecticut-coach-fate-revealed-move-houston

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