優勝の夜にカリーが残した「特別」の一語、ヴァルキリーズが背負う長い未来

 

ウォリアーズのステフィン・カリーが、ゴールデンステイト・ヴァルキリーズのWNBA初優勝についてNBA TVで語り、「特別」な出来事だと位置づけました。HITCによると、カリーはヴァルキリーズが「長く存続する球団になる」と述べ、球団が歩んだ道のりを「信じられない旅」と表現しています。

カリーが語った優勝の意味

HITCによると、カリーは初めて球団の試合を観戦した日から始まった歩みを振り返り、わずか2年でここまで到達したことを強調しました。拡張ドラフトで保護されなかった選手たちの名を挙げ、その先頭にガビー・ウィリアムスを置いて称えています。

優勝の舞台は10月31日の第7戦でした。ヴァルキリーズがアトランタ・ドリームを68-63で下し、シリーズを4勝3敗で制しました。WNBA史上初のファイナル第7戦であり、球団2年目での戴冠です。ウィリアムスは30点を記録し、後半だけで28点を奪ってファイナルMVPに選ばれました。

勝負を決めた場面も具体的です。ウィリアムスは第4クォーター残り2分11秒に31フィート(約9.4メートル)の3ポイントを沈め、60-57と勝ち越しました。残り5.1秒にはベロニカ・バートンが2本のフリースローを決めて勝負を締めています。個人の一撃とチームの落ち着きが重なった結末が、カリーの語る「特別」の中身です。

カリーは同じチェイスセンターを本拠地とする隣人として、この球団を見続けてきました。コメントの中身は祝福にとどまらず、球団の将来にまで及んでいます。NBAの顔が優勝直後にWNBA球団の持続性を言葉にした事実は、リーグ間の距離が縮まったことを示しています。

プレーオフ前から続いた後押し

今回の発言は突然出たものではありません。カリーはセミファイナルの第2戦前、ウォリアーズのプレシーズン戦のあいさつで「ヴァルキリーズへの声援」を観客に呼びかけました。ClutchPointsによると、その言葉は「Gotta take care of business tomorrow night here at Chase Center」でした。自軍のファンの前でWNBA球団の名前を挙げる行為は、NBAとWNBAの関係でも珍しい場面です。

ヴァルキリーズは2025年に新設された球団です。拡張ドラフトでは他球団が保護しなかった選手が集められ、わずか2年でリーグ王者に立ちました。カリーが保護外の選手たちを称えたのは、この出自が優勝の価値を決めているからです。補強の失敗が許されない拡張球団にとって、保護外の選手で頂点に立つ道のりは最も険しいものでした。

連覇に向けた長い未来

カリーの言葉どおり、ヴァルキリーズの強みは優勝の瞬間よりも、その土台にあります。ウィリアムスはファイナルMVP、控えのジャネル・サリューンは史上初の満票でシックスパーソン賞を受賞し、主力と控えの両方が結果を出しました。この構造は一人の選手の移籍で崩れるものではありません。

来季のヴァルキリーズは追われる側に立ちます。第7戦ではウィリアムスが後半に28点を叩き出し、勝負どころでの強さを証明しました。ただし、その得点力に相手の守備が集中する来季は、周囲の選手が負担を分け合えるかが連覇の条件です。

この点で、サリューンのような控え選手が稼働し続ける層の厚さが武器になります。カリーの「長く存続する」という言葉は、優勝直後の祝辞にとどまりません。ヴァルキリーズが一度きりの頂点で終わらず、強豪として居座る球団であると、NBAの象徴が公に認めた発言です。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/steph-curry-gives-reaction-watching-132000268.html

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です