2026年NBAドラフトの1巡目が現地6月23日(日本時間24日)に行われ、全体1位指名権を握っていたウィザーズはBYUのAJ・ダイバンサを選びました。事前のモック予想ではダイバンサとカンザスのダリン・ピーターソンの「2強」がどちらの順で並ぶかが最大の焦点でしたが、ウィザーズは最終的にダイバンサを軸に据える決断を下しました。指名前夜にヤニス・アデトクンボの電撃トレードが起きた直後だけに、リーグ全体が世代交代を強く意識した一夜になったという印象です。
全体1位ダイバンサから上位指名の詳細
ダイバンサはBYUでの1年間で1試合平均25.5得点を記録し、NCAA全体の得点王に輝いた逸材です。さらに43得点をマークした試合では、ダニー・エインジが保持していた48年ぶりのBYU新人最多得点記録を塗り替えました。サイズと得点力を兼ね備えたウィングで、再建を進めるウィザーズにとって申し分のない目玉です。
- 1位:AJ・ダイバンサ(BYU)→ ウィザーズ
- 2位:ダリン・ピーターソン(カンザス)→ ジャズ。故障に泣いた新人シーズンながら100ポゼッションあたり40.7得点という驚異の効率を残し、コービーやシェイ・ギルジャス・アレキサンダーと比較される得点職人です。
- 3位:キャメロン・ブーザー(デューク)→ グリズリーズ。新人で22.5得点10.2リバウンド。元NBA選手カルロス・ブーザーの息子としても注目を集めています。
- 4位:ケイレブ・ウィルソン → ブルズ
この日は1巡目だけで7件のトレードが成立し、指名権が激しく動く慌ただしい夜となりました。
ミシガン勢の躍進とヤニス放出後のバックス
今年のドラフトを象徴したのがミシガン勢の存在です。ロッタリー内に3人が滑り込み、9位でマブスがモリーズ・ジョンソンJr.、11位でウォリアーズがヤクセル・レンデボー、12位でサンダーがアデイ・マラを指名しました。ジョンソンはミシガンからマブスのHCに就任したばかりのダスティ・メイと再びタッグを組む形になり、クーパー・フラッグとのフロントコート構築に期待がかかります。
一方、ヤニスをヒートへ放出したばかりのバックスは、10位でブレイデン・バリーズ、13位でネイト・アメントを獲得しました。トレード前の時点で1巡目指名選手はヤニスだけだったチームにとって、ようやく踏み出した再建の第一歩と言えます。ニックスは1巡目で選手を残さず、3つのトレードで2巡目指名権を5つ集めてセカンドエプロン回避を優先する現実的な動きを見せました。
ウィザーズ再建の号火と新人王レース
ウィザーズではトレイ・ヤングがSNSでダイバンサをワシントンへ歓迎し、若き核を中心に据える方向性が早くも見えてきました。上位3人はいずれも評価が割れる逸材で、ESPNのアナリストの中にはピーターソンを今ドラフトの最良の人材に挙げる声もありました。誰がリーグに最も早く適応するのか、新人王レースは混戦が予想されます。個人的には、即戦力性で言えば実戦経験豊富なレンデボーやアクッフ周辺のガード勢が早期に出場機会を得るとみています。
2巡目と来季開幕に向けて
ドラフトは現地6月24日に2巡目が行われ、各チームの補強が一段落します。ヤニス移籍で東地区の勢力図が一変したばかりのオフシーズン、ここで指名した若手たちが来季どんな立ち位置を勝ち取るのか、開幕に向けた注目度はいつも以上に高まりそうです。

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