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9年目で初めてのプレーオフへ、セクストンが2年1900万ドルに込めた執念

 

NBAで8シーズンを戦い、プレーオフの舞台にまだ一度も立てていない選手がいます。コリン・セクストン。今夏レイカーズと2年1900万ドルで契約した27歳のガードが、なぜロサンゼルスを選んだのかを自ら語りました。現地時間9月5日にClutchPointsが伝えたESPNでのインタビューで、彼が繰り返したのは「機会」という言葉です。派手な言い回しは一つもありませんでしたが、8年分の渇きが滲む内容でした。

「勝つ機会と、大きな舞台」と語った移籍の理由

セクストンは新天地の印象について、コーチにも選手にも迎え入れられていると話し、新しい顔ぶればかりの中で全員が日々学び合っていると語っています。そのうえで移籍の理由を問われ、勝つ機会、大きな舞台、そして自分が勝利に貢献できる状況を挙げました。「これまで、もっと厳しい環境のチームにもいました」という一言が、キャリアの実感をそのまま表しています。

契約は2年1900万ドルで、2年目には選手オプションが付いています。金額だけを見れば控えめですが、彼の立場を考えれば妥当な構造です。短期契約で結果を出し、次の交渉で条件を引き上げる。8年間で一度もポストシーズンを経験していない選手にとって、まず必要なのは金額ではなく舞台でした。

29位のベンチと、平均15.4点の補強

レイカーズ側の事情も明快です。Lakers Nationによれば、昨季のレイカーズはベンチ得点が平均29.3点にとどまり、リーグ29位という深刻な水準でした。レブロンが去り、ルカ・ドンチッチとオースティン・リーブスを軸に組み直す今季、控えから点を取れる存在は必須です。

セクストンは昨季68試合に出場して平均15.4点を記録し、うち46試合はベンチスタートでした。控えで15点前後を計算できるガードは市場でも希少で、1900万ドルという価格は割安に映ります。2018年のドラフト全体8位でキャバリアーズに指名され、翌年にはオールルーキー2ndチームに選出された選手です。2022年にはドノバン・ミッチェルのトレードの一部としてジャズへ移り、その後ホーネッツとブルズを経てロサンゼルスに辿り着きました。ペイントへ突っ込む推進力と、自力で点を作れる能力。ドンチッチとリーブスが休む時間帯を任せられる人材として、役割はかなり明確です。

三番手ではなく「二番目のボール保持者」としての価値

ここからは筆者の見立てです。セクストンの真価は得点そのものより、ボールを持てることにあると考えています。ドンチッチ中心のオフェンスは強力である一方、彼がコートを離れた瞬間に停滞するのが構造的な弱点です。リーブスも一人でオフェンスを背負うタイプではありません。そこに、自分でリズムを作れるガードが入る意味は大きいはずです。

同時に懸念もあります。セクストンはキャリアを通じて得点特化型と見られてきた選手で、ディフェンスとアシストの数字は評価が分かれてきました。ドンチッチと並べたときにディフェンス面の負担が跳ね上がる組み合わせは避けたいところで、起用法の設計はJJレディックにとって早々に答えを出すべき課題になります。それでも、8年間ずっと再建中のチームにいた選手が初めて勝つ環境に置かれるという物語は、数字以上の推進力を生むかもしれません。

プレシーズンで見えてくる新しいレイカーズ

レイカーズは8月にスロベニアのリュブリャナを訪問するなど、すでにオフから新体制の顔合わせを進めています。開幕前のプレシーズンでは、セクストンがどのユニットで起用されるかが最初の見どころになりそうです。ドンチッチと同時起用なのか、完全に第二ユニットの司令塔なのか。その配置が、今季のレイカーズのベンチの色を決めることになります。

引用:https://clutchpoints.com/nba/los-angeles-lakers/lakers-news-collin-sexton-outlines-reasons-he-joined-los-angeles

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