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『故郷のアトランタではなく、トビリシへ』——40歳ハワードが選んだ現役続行の執念

 

今年3月に現役引退を表明したはずのドワイト・ハワードが、またコートに戻ってきます。行き先はジョージアのAリーグに所属するブラックフォートレス・トビリシ。クラブがインスタグラムで契約を発表しました。12月に41歳になる元オールスターセンターが、なぜ今も靴ひもを結び続けるのか。単なる余生の話として片付けられない何かが、ここにはあります。

アトランタではなく、トビリシへ

ハワードは加入を伝える投稿で、故郷であるアメリカのジョージア州アトランタではなく、国としてのジョージアの首都トビリシへ向かうのだという趣旨の言葉を添えました。前回の投稿のコメント欄にジョージアの国旗が並んでいたのを見て、そこへ行こうと決めたのだといいます。ファンの反応から次の所属先を決める。現役晩年のキャリアの選び方としては、かなり珍しい部類でしょう。

ハワードのキャリアを数字で振り返れば、オールスター選出8回、最優秀守備選手賞3回。2020年にはレイカーズの一員としてチャンピオンリングも手にしています。NBAでプレーしたのは2022年が最後で、その後は台湾、プエルトリコ、そして3人制のBIG3を渡り歩いてきました。今月はアジアでエキシビションゲームに参加しており、新シーズンに向けて体を仕上げている最中です。

引退表明から半年、何が変わったのか

3月の引退表明は、公式に区切りをつける宣言として受け取られていました。それがわずか半年で覆ったことになります。ただ、ハワードの場合は「NBAからの引退」と「バスケットボールからの引退」が同じ意味ではなかった、と見るのが自然です。

実際、彼が2022年以降に選んできた舞台はどれも、キャリアの威光で楽に稼げる場所ではありませんでした。台湾リーグでは観客動員の目玉として扱われ、BIG3では全盛期より狭いコートで削り合いました。40歳が海外リーグを渡り歩く動機を、お金だけで説明するのは無理があります。プレーすること自体が目的になっている選手の典型例だと、筆者は受け止めています。

ジョージアという選択が示すもの

ここからは独自の見立てです。ジョージアのAリーグは、欧州のバスケットボール地図の中では決して主要な位置にありません。それでもハワードのような知名度の選手が加わることの意味は、リーグ側にとって計り知れないはずです。チケット、グッズ、配信。ひとりの元スター選手が、小さなリーグの収益構造を丸ごと押し上げる可能性があります。

同じ日にハワードの契約を伝えた記事では、NBA通算452試合出場のラングストン・ギャロウェイがイタリアのトリエステと契約したことや、パースがブランドン・ナイトの獲得を検討していることも報じられていました。NBAでの出番を失ったベテランが、欧州やオセアニアのリーグへ静かに移っていく。この流れは年々太くなっています。NBAヨーロッパ構想が2027年秋の開幕を目指している今、欧州各国リーグにとって「どう存在感を残すか」は切実な問題です。ハワードの加入は、その文脈の中で読むとまた違った意味を帯びてきます。

もちろん、41歳目前の選手がシーズンを通して稼働できる保証はどこにもありません。それでも、彼が引退という言葉をもう一度引っ込めたこと自体に、競技に対する執着の強さが表れています。

関連情報とこれからの見どころ

ジョージアAリーグの新シーズンに向け、ハワードは今月アジアでのエキシビションを消化しながら調整を続けます。所属チームやリーグの日程は現地クラブの発信が最も早く、続報もそこから出てくる見込みです。かつてNBAで最も支配的なビッグマンだった選手が、41歳で欧州の小さな体育館に立つ。その姿がどんな数字を残すのか、静かに追いかけたいと思います。

引用:https://www.hoopsrumors.com/2026/09/international-notes-howard-nba-europe-galloway-knight.html

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