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創設2季目で収益1億ドル到達、ヴァルキリーズが女子スポーツの天井を塗り替えた転機

 

ゴールデンステート・ヴァルキリーズが、女子プロスポーツのチームとして初めて年間収益1億ドルに到達しました。サンフランシスコ・スタンダードが引用したスポーティコの算出では、決勝進出による上積みを含めると収益は1億3000万ドルまで伸びます。創設からわずか2季目で、女子スポーツの収益の基準そのものを引き上げた形です。

1億ドルを支えた満員のアリーナと40社超のスポンサー

サンフランシスコ・スタンダードによると、ヴァルキリーズは本拠地チェイス・センターのレギュラーシーズン22試合をすべて完売させました。プレーオフでも会場は満員で、1試合あたり1万8000人が詰めかけています。球団は観客全員にTシャツを配りました。

スポンサーは40を超えるブランドと契約しています。スタンダードの記事は、グッズ販売額やスポンサー収入の内訳を示していません。そのため1億ドルの中身は、チケット、スポンサー、グッズのどれが最も大きいのか、外部からは切り分けられません。確かなのは、満員の観客席と40社超の契約が揃った結果として、この数字が生まれたということです。

ジェス・スミス球団社長は「力強く、臆することのない存在であってほしいと求められています」と語りました。数字が先に立つ球団ではなく、姿勢が数字を連れてきた球団です。

5000万ドルの拡張費から20倍の評価額へ

オーナーのジョー・ラコブは、WNBAの拡張チームとして記録的な5000万ドルの参入料を支払いました。CNBCは2026年5月4日に球団価値を10億ドルと評価し、女子チームとして初の10億ドル到達となりました。参入料と評価額を単純に比べると、20倍です。

ラコブは6月にスタンダードの取材へ、10億ドルという評価は「低すぎるかもしれません」と答えています。さらに「私たちは全体の平均的な倍率で評価されていますが、私たちは平均的なチームではありません」とも語りました。収益1億ドルが現実になった今、この発言は強気の主張ではなく、数字の裏づけを伴う見立てになりました。

決勝の舞台でも収益は積み上がります。スポーティコの算出では、決勝まで進めば収益は1億3000万ドルに達します。1億ドルから30%の上積みであり、決勝の数試合が球団経営に与える重みは明らかです。1億3000万ドルは、5000万ドルの参入料の2.6倍にあたる金額を、1年で稼ぎ出す計算です。

アトランタ・ドリームとの決勝が試す収益モデル

ヴァルキリーズは準決勝でラスベガス・エーシズを退け、創設2季目で決勝に進みました。相手はアンジェル・リースを擁するアトランタ・ドリームです。決勝をめぐっては会場の収容人数が議論になり、ドリームは本拠地を替えて対応しました。収容力で勝負が分かれる局面は、チェイス・センターに1万8000人を毎試合入れてきたヴァルキリーズが最も得意とする土俵です。

チェイス・センターでは10月19日にドージャ・キャットの公演が組まれており、ヴァルキリーズが決勝のホーム戦を開催する場合に備えた予備日も確保されています。会場の使い方まで決勝を軸に組み替えられるほど、球団はアリーナの主役になりました。

今回の1億ドルは、スター選手の人気だけで女子スポーツの収益は決まらないことを示す数字です。満員の会場、40社超のスポンサー、そして創設2季目での決勝進出が揃えば、チーム単体で1億ドルに届きます。ヴァルキリーズは、女子プロスポーツの収益モデルの新しい標準になります。

引用:https://sfstandard.com/2026/10/07/golden-state-valkyries-100-million-revenue/

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