ケルシー・プラムが、WNBAファイナルで躍動するガビー・ウィリアムズを「ずっと順番を待っていた選手」と評しました。2度のWNBAチャンピオンで5度のオールスター選出を誇るプラムは、ポッドキャスト「Girls Tripp」でこの言葉を口にしました。ウィリアムズが決勝初戦で見せた姿は、プラムにとって驚きではなく、予告されていた結末でした。
決勝初戦で積み上げた26点
ゴールデンステイト・ヴァルキリーズは、アトランタ・ドリームとのファイナル第1戦を68対64で制しました。両チームとも立ち上がりはシュートが入らず、重い展開が続きました。ClutchPointsによると、ヴァルキリーズは勝負どころで確実に遂行したことが勝因です。その中心にいたのがウィリアムズで、試合最多の26点を記録しました。フィールドゴールは22本中8本成功で、効率の面では決して楽な夜ではありませんでした。それでも苦しいシュートを打ち続け、チームの得点源であり続けました。
プレーオフ全体の数字は、さらに雄弁です。7試合で平均23.1点、4.7リバウンド、3.7アシストを記録し、シュート成功率は43%、3ポイントが38%、フリースローが91%です。得点だけでなく、リバウンドとアシストも含めて試合に関与する総合力が数字に表れています。ヴァルキリーズは創設2年目のチームで、初優勝まであと3勝です。
プラムが語った「待つ」という言葉の重み
プラムは「WNBAのファンはいま、ガビー・ウィリアムズが何者なのかを味わっているところです」と語りました。続けて、ウィリアムズはここ4、5年、世界でも最高クラスの選手だったと述べています。さらに「ただ順番を待って、それでも常に正しいプレーを続けてきた選手を見られるのは素晴らしいことです」と話しました。
ウィリアムズはゴールデンステイトに加入する前、シアトル・ストームでは役割を限定された選手という位置づけでした。ClutchPointsによると、今オフの加入が、平凡だったチームを優勝候補へ押し上げました。プラムの言葉を借りれば、ウィリアムズの能力が急に変わったわけではなく、能力を発揮する舞台がようやく用意されたことになります。
プラムはウィリアムズを、頭が良く、闘争心が強く、攻守の両面でプレーする勝てる選手だと表現しました。守備で試合を支える選手が攻撃でも主役を張れることは、ファイナルの接戦で大きな意味を持ちます。得点が停滞した第1戦でも、ウィリアムズは攻守の両面で流れを手放しませんでした。
ナカセの決断が生んだ「鍵を渡す」起用
ヴァルキリーズのナタリー・ナカセHCはウィリアムズに「あなたに鍵を渡す。飛び立ちなさい」と声をかけたと、プラムは明かしました。守備のスペシャリストとして使うだけでなく、大きなオフェンスの負荷を預ける。この判断が、23.1点という平均値に直結しています。
役割を限定されていた選手に、突然チームの攻撃を任せる起用には大きなリスクが伴います。それでもナカセは信頼を示し、ウィリアムズはシュート成功率43%、フリースロー91%という数字で応えました。スター選手の獲得ではなく、眠っていた才能を解放したことが、創設2年目のチームをファイナルまで導いた最大の要因です。
第2戦以降の焦点
ドリームはリードを許したまま第1戦を終えており、ウィリアムズへの守備の圧力は確実に強まります。26点を挙げた夜も、22本のシュートのうち14本は外れています。ここを突かれたとき、ウィリアムズが得点以外の形でどれだけ試合を動かせるかが、シリーズの行方を決めます。
プラムが何年も前から知っていた価値を、ファイナルの舞台が全員に示しました。ウィリアムズが攻守の両面で存在感を保つ限り、ヴァルキリーズは初優勝に最も近いチームです。

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