アトランタ・ドリームのスメスコHCが、WNBAファイナル第5戦の後にリースへの審判の対応を名指しで批判しました。バルキリーズに55対64で敗れ、シリーズは2勝3敗です。この試合でリースは15リバウンドを記録した一方、得点はわずか7点にとどまりました。
スメスコの訴えと第5戦の数字
Yahoo Sportsによると、スメスコは試合後に「リースに対しては、他の誰に対してよりも接触が許されていて、それはまったくばかげている」と語りました。さらに、ドリームは本来ならフリースローラインにあと6〜8回は立てたはずだと主張しました。
スメスコが具体的に求めたのは、ドライブ中に両手で押された場合のファウルの適用です。「ドライブする相手を両手で押したらファウルにしなければならない時だ」と述べ、判定の基準そのものに踏み込みました。
リース本人は、フィジカルな攻防の中でどうプレーするか「まだ答えを探している」と語り、「このフィジカルさの中を押し切り続けるしかない」と話しました。審判を直接批判する言葉ではなく、自分の側の課題として受け止める姿勢でした。
試合は64対55でバルキリーズが勝ちました。ベロニカ・バートンとカイア・ストークスがそれぞれ13得点8リバウンドを挙げ、リースは8本のシュートで7得点、15リバウンド、5アシストでした。ポストシーズン平均が18.1得点、10.1リバウンド、1.9ブロックだったリースにとって、得点の落ち込みは際立っています。
第4戦から続く2試合の不振
数字を並べると、苦しさははっきり見えます。リースは直近2試合で合計15得点、フィールドゴール20本中4本の成功です。第4戦は12本中2本で、第5戦は8本中2本という計算になります。成功率は2試合通算でちょうど20%です。
第4戦のバルキリーズは67対62でドリームを下し、シリーズを2勝2敗にしていました。その試合でリースは「急ぎすぎた」と振り返りました。第5戦ではシュートの本数自体が12本から8本へ減っており、リースがボールを持つ機会を作れていない構図が出ています。
リバウンドは15本を拾っているため、ゴール下の存在感が消えたわけではありません。問題は、得点に直結する場面でフィニッシュまで持ち込めていないことです。スメスコが語った「フリースロー6〜8回分」という数字は、その差を埋める計算の裏付けとして出てきたものです。
判定論争の行方とドリームの岐路
ファイナルでは第4戦でもバルキリーズのナカセHCがテクニカルファウルを取られるなど、フィジカルな攻防と判定が焦点になってきました。ナカセは今回の物理的な激しさについて「驚いていない」と述べ、「両チームとも本当に勝ちたいんだ」と話しています。判定への不満はドリームだけのものではなく、両ベンチが同じ土俵で戦っている状況です。
それでも、スメスコが審判批判を公の場で口にした意味は小さくありません。第6戦は木曜日の東部時間12時30分からアトランタで行われ、第7戦が必要になれば土曜日にベイエリアで開催されます。ドリームは敗れれば敗退が決まる一戦で、リースを軸にした攻めをどう組み立てるかが勝負を分けます。
審判の笛が変わるかどうかは、ドリームが操作できる要素ではありません。ドリームが握るのは、リースのシュート本数を第4戦の12本の水準に戻し、ペイント内で接触を受けながらでもフィニッシュに持ち込む形を作ることです。第6戦の鍵は判定への不満の持ち込み方ではなく、リースの20%という数字をどこまで引き上げられるかにあります。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/dream-star-angel-reese-coach-034127193.html

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