WNBAは2027年ドラフトの抽選会を11月15日の東部時間19時30分からESPNで放送すると発表しました。ESPNによると、全体1位指名権の確率でヒューストン・コメッツとトロント・テンポがともに32.9%(1000通り中329通り)で並び、2球団だけで65.8%を占めます。ドラフト本番は2027年4月12日です。
抽選に臨む6球団と確率の内訳
抽選に参加するのは6球団です。ヒューストンとトロントに続き、ワシントン・ミスティクスが16.1%、シアトル・ストームが9.3%、ポートランド・ファイアが5.2%、ロサンゼルス・スパークスが合計3.6%です。6球団の確率を足すとちょうど100%になります。
ミスティクスの16.1%には、アリエル・アトキンスのトレードで手にしたシカゴの1巡目指名権が含まれます。スパークスの3.6%は自前の指名権の2.4%と、8月のケルシー・プラムのトレードで獲得したフェニックスの指名権の1.2%の合計です。トレードで積み上げた確率が、そのまま抽選の勢力図に反映されています。
ヒューストンとトロントは確率が同じで、順位の決着はタイブレークに委ねられます。ESPNによると、第1のタイブレークは今季の直接対決の成績で、ヒューストンがこれを握ります。ヒューストンは3位より下がることがなく、トロントは最低でも4位指名権を確保しています。
確率の算出方法が映す2球団の立場
確率の土台は過去2シーズンの通算成績です。ただし2026年に誕生したトロントとポートランドの拡張球団だけは、今季1年分の成績で計算されます。トロントは初年度の成績だけで、既存球団の2年分の低迷と同じ32.9%に並びました。
ヒューストンはコネチカット・サンから生まれ変わる球団で、今オフに本拠地を移します。コネチカットは24年の歴史に幕を下ろし、そのドラフト資産はコメッツの名前で抽選に持ち込まれます。球団の名前と街が変わっても、確率は変わりません。
6球団の確率を並べると、上位2球団と残り4球団の間に大きな断層があります。ワシントンの16.1%はヒューストンやトロントの約半分で、シアトルの9.3%、ポートランドの5.2%、ロサンゼルスの3.6%は、1位指名権を引く可能性が低いことを数字が示しています。4球団を合わせても18.1%で、ヒューストンとトロントのどちらか1球団の約半分です。
ワトキンス、ブッカー、ヒダルゴを巡る抽選の重み
ESPNによると、2027年ドラフトにはUSCのジュジュ・ワトキンス、テキサスのマディソン・ブッカー、ノートルダムのハンナ・ヒダルゴが参加資格を持ちます。上位指名が確実な顔ぶれが並ぶ年に、1位の確率の65.8%が拡張球団と新生コメッツに集まりました。
抽選は6球団のうち、1位から順に指名権の順番を決めます。確率の低い球団が上位を引けば、ドラフト全体の勢力図が大きく動きます。3.6%のスパークスが1位を引く確率は1000通り中36通りで、その場合の衝撃は計り知れません。
最も大きな意味を持つのはヒューストンです。確率の上では1位指名権を引く最有力であると同時に、3位以内が保証されています。最悪の結果でも、上位候補の一角を手にします。一方でトロントは、1位から4位までの幅で結果が分かれます。拡張球団が初年度の成績だけで1位の最有力に並んだ事実は、ドラフトの再建サイクルが新規参入球団に有利に働く構造を示しています。11月15日の抽選結果は、2027年の勢力図を決める最初の号砲です。
引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/50311382/wnba-broadcast-six-team-draft-lottery-2027-nov-15

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