エイジャの114点を塗り替えた137点、ウィリアムズが第7戦に刻んだ執念の記録

 

ゴールデンステート・バルキリーズのギャビー・ウィリアムズが、WNBAファイナル通算得点の歴代最多記録を塗り替えました。7試合で積み上げた得点は137点です。エイジャ・ウィルソンが2025年の優勝シリーズで残した114点を、23点上回りました。初優勝を決めた第7戦での30得点が、この記録を決定づけました。

第7戦の後半だけで28得点を奪った7試合

ウィリアムズは今回のファイナルで、1試合平均19.6得点、3.6リバウンド、2.7アシスト、2.6スティールを記録しました。7試合の合計は137点です。年齢は30歳で、キャリアの頂点でリーグの歴史に名前を刻みました。

決定的だったのは、アトランタ・ドリームを68対63で退けた第7戦です。ウィリアムズは30得点に4スティール、2ブロックを加えました。30点のうち28点が後半に集中しています。前半はバルキリーズが最大6点のビハインドを背負う展開でしたが、第3Qに15点を挙げて1点リードで最終Qに入りました。

第4Qの中盤は53対53の同点です。ここからウィリアムズが9連続得点を奪い、60対57と勝ち越しました。バルキリーズはそのまま一度もリードを許さず、逃げ切りました。

試合後、ウィリアムズはESPNに「こういう瞬間が大好きです」と語りました。前半の我慢についてはナタリー・ナカセHCの指示を明かし、「ナタリーは前半は辛抱するようにと言いました。私はその言葉に従いました」と述べました。

114点から137点へ、エイジャの記録が持っていた重み

エイジャ・ウィルソンの114点は、エーシズが優勝した2025年のファイナルで築かれた数字です。リーグ屈指のスコアラーが頂点の舞台で稼いだ得点が、そのまま歴代最多の基準でした。統計サイトのStatMuseが投稿したデータでは、ウィリアムズの137点は2026年の欄に並んでいます。

注目すべきは、この記録を作った選手の立場です。ウィリアムズはシリーズを通じてチームの得点源というより、守備とトランジションで流れを作る役割を担ってきました。7試合の平均19.6得点は、その役割の延長ではなく、ここぞの場面で得点を引き受けた結果です。当ブログでも、ファイナル第2戦では15本中3本の夜があり、第3戦の大敗後にはハドルで覚悟を語ったウィリアムズを取り上げてきました。苦しい夜を挟みながら積み上げた137点だからこそ、数字以上の意味があります。

ファイナルMVPに選ばれたのも、この積み上げが評価されたからです。エイジャが2025年に示した得点力の頂点を、翌年に別のタイプの選手が超えた事実は、リーグの勢力図が動いていることを示しています。

記録更新が示すバルキリーズの次の姿

創設2年で王者に立ったバルキリーズは、ウィリアムズ1人の得点力に頼ったチームではありません。それでも第7戦の最終盤、53対53の同点から試合を動かしたのは、ウィリアムズの9連続得点でした。ナカセHCが前半の辛抱を求め、後半に一気に解き放った采配が、記録とタイトルを同時に引き寄せました。

ウィリアムズの137点は、2025年にエイジャが築いた水準を1年で超えました。この記録は、ファイナルで勝つ選手が必ずしも最高の得点源でなくてもよいことを証明しています。守備と献身で試合を支えてきた選手が、最も大きな試合で最も多く得点を重ねる。2026年のファイナルを決めたのは、その逆転の構図です。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/valkyries-gabby-williams-passes-ja-054123687.html(ClutchPoints配信記事。原典:https://clutchpoints.com/wnba/golden-state-valkyries/valkyries-news-gabby-williams-passes-aja-wilson-all-time-wnba-finals-record)

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