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サムの加入が示すフィーバーの転機、2度の優勝経験者が担う目利きの再建

 

インディアナ・フィーバーが、ポートランド・トレイルブレイザーズのスカウティングマネージャーを務めてきたシェリ・サムをアシスタントGMに迎えました。ESPNの取材で、関係者が10月30日に就任を認めています。GMも球団社長も不在のまま、フィーバーのフロント再建は人材確保の段階に入りました。

サムの就任で何が決まったのか

ESPNによると、サムは2022年からブレイザーズでスカウティングマネージャーを務め、大学とプロ両方の選手評価を担当してきました。この人事を最初に取り上げたのはIndy Starです。フィーバーからの正式な発表と、サム本人のコメントは、ESPNの記事の時点で出ていません。

ESPNによると、フィーバーはスカウティングとアナリティクスへの投資を計画しており、今回の就任はその一環です。現在のフィーバーにはチーム社長もGMもいません。ケリー・クラウスコフが社長を退任し、アンバー・コックスがGMを解任されたのは、いずれも10月23日前後の1週間のことでした。トップ不在のまま、先に実務の中核を固める順番になっています。

2度の優勝を経験した元プレーヤー

サムは1974年生まれで、ヴァンダービルト大でプレーし、1999年のWNBAドラフト2巡目全体20位でオーランド・ミラクルに指名されました。WNBAでは10年間プレーし、通算328試合で平均10.2点、4.1リバウンド、2.3アシストを記録しています。2002年にはオールスターに選ばれました。

プロ入り前の足跡も厚みがあります。ヴァンダービルト大では1995年と1996年にSEC第1チームに選ばれ、1995年にはSECトーナメントMVPを獲得しました。1996年には全米選抜の第3チームに入り、同年の平均得点は20.4点、大学通算では12.6点です。WNBA入りの前にはABLのサンノゼ・レーザーズで3シーズンをプレーしています。

優勝はシアトル・ストームの2004年と、デトロイト・ショックの2008年の2度です。2007年にはフィーバーでもプレーしており、今回は古巣への復帰になります。指名を受けたミラクルは、のちにコネチカット・サンとなった球団です。そのサンは2027年シーズンからヒューストンへ移転します。サムのキャリアは、リーグの球団の歴史と重なっています。

引退後の歩みは、コートの外に広がっています。イースタンイリノイ大の女子バスケットボール部でアシスタントコーチを務め、サンフランシスコの高校ではアスレチック部門の運営に携わり、北カリフォルニアPGA財団ではマネージングディレクターに就きました。2022年3月にブレイザーズへ加わり、2026年4月からはポートランド・ファイアのスタジオ解説者も務めています。選手、コーチ、運営、スカウト、解説という複数の立場でバスケットボールを見てきた人物です。

フィーバーが埋めるべき空白

フィーバーの2026年は、レギュラーシーズン28勝16敗で第6シードに入りました。第6シードは3年連続です。しかしプレーオフ1回戦でラスベガス・エーシズに敗れました。成績は悪くないのに、勝ち上がれない構図が3年続いています。

ブレイザーズの編成部門で磨かれた評価眼と、優勝チームの内側を知る経験を持つサムは、この停滞を破る人事として筋が通っています。ただし、アシスタントGMは最終決定権を持つ立場ではありません。新GMの人選が、サムの役割の大きさを左右します。フィーバーが次に迎えるGMの経歴で、今回の人事の意味が決まります。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/50329901/source-fever-hires-blazers-sheri-sam-assistant-gm

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