ケイトリン・クラーク

なぜクラークは今、絵本を手に朝の全国放送へ向かうのか、鏡の言葉に宿る『EXTRA』の原点

 

フィーバーのケイトリン・クラークが、初の著書となる児童書の発売日である11月3日に、ABCの朝の情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」へ出演します。ABCは10月30日(金)にこの日のゲスト予定を公表し、クラークの名前と書名を並べて掲載しました。Athlon Sportsによると、さらにクラークは、11月6日放送の「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」にも出演します。WNBAのシーズンが終わった直後のこの時期に、クラークは全国放送の番組を続けて回ります。

著書「EXTRAordinary!」の中身と出演の位置づけ

書名は「EXTRAordinary! A Little EXTRA to Reach BIG Dreams」で、版元はランダムハウス・ブックス・フォー・ヤング・リーダーズです。絵を担当するのはアドリアナ・プレドイで、韻を踏んだ詩の形式で進む絵本です。AP通信によると、出版の発表は4月28日で、物語はクラーク自身の人生から着想を得ています。軸になるのは、努力と、周囲の支えです。

着想の元は、子どもの頃の寝室の鏡に貼られていた言葉です。「普通と非凡の違いは、ほんの少しのEXTRA(プラスアルファ)」という一文で、クラークはこれを書名に取り入れました。発表時にクラークは「私にとっていちばん大切なのは、これまで支えてくれた人たちです」と語り、「この本が、夢を追う子どもたちに、決して一人ではないと思い出させてくれたらうれしいです」と述べました。

ゲストの顔ぶれにも特徴があります。ABCの予定表では、11月3日にはシェフのゲイル・シモンズ、作家のメアリー・ベス・キーンらが並び、クラークは書籍の紹介枠で登場します。試合の勝敗やスタッツではなく、一冊の本を前面に出して全国の朝の視聴者に向かう構図です。

コートの外で広がるクラークの発信力

クラークはこの秋、コートの外の話題でも名前が挙がり続けています。10月30日にはナイキの「Caitlin 1」のハロウィン限定モデルの発売が話題になり、同じ日にはクラーク財団が30万ドル規模の飢餓救済キャンペーンで大きな節目に到達しました。本の発売は、こうした活動と同じ線の上にあります。バスケットボールの実績を土台に、子ども向けのメッセージで新しい読者層へ届く手段をクラークは手に入れました。保護者が書店で手に取る一冊になることで、WNBAを普段は見ない家庭にも名前が届きます。

フィーバーは10月23日にGMのアンバー・コックスを解任し、フロント再編のさなかにあります。チームの内側が揺れる時期に、クラーク本人は自分の言葉で語れる場を自分で用意しました。選手個人のブランドが球団の状況とは別の軸で動いていることを、今回の出演は示しています。

絵本がクラークの次の10年に果たす役割

「EXTRA」という言葉は、クラークのプレーそのものを表しています。パスの距離、シュートレンジ、試合終盤の勝負強さのどれもが、周囲より少し多く積み上げた練習の結果として語られてきました。その哲学を、スタッツに興味のない子どもにも伝わる形に変えたのが今回の絵本です。

WNBAの選手が書籍で語る場を持つことは、リーグ全体にとっても大きな意味があります。試合を見ない層に名前と価値観が届けば、観客の裾野が広がります。クラークは11月3日の朝に、競技の枠を越えた発信者としての立ち位置を固めます。この絵本は、クラークの哲学をコートの外へ運ぶ最初の本格的な媒体です。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/caitlin-clark-making-appearance-good-011859762.html

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