スティーブン・カリーが、WNBAの歴代トップ5をTikTokの動画で問われ、シェリル・スウープス、アンドレア・スティンソン、ドーン・ステイリー、アジ・ファッド、ナフィーザの5人を挙げました。ケイトリン・クラーク、エンジェル・リース、エイジャ・ウィルソンの名前はありません。Yahoo Sportsが10月27日に配信したHITCの記事によると、動画は拡散し、ファンの間で議論を呼びました。
動画で挙がった5人の中身
カリーはいきなり尋ねられる形で答えました。「シェリル・スウープス、アンドレア・スティンソン。シャーロットでよく見ていたからね」と語り、続けてステイリーとファッドを挙げ、最後に「ナフィーザも入れておこう」と付け加えました。
顔ぶれは世代を横断しています。スウープスはMVPを3度受賞し、ヒューストン・コメッツで4度の優勝を経験した草創期の象徴です。ステイリーは現役時代にシャーロット・スティングとヒューストン・コメッツでプレーし、現在はサウスカロライナ大の監督を務めています。ナフィーザはリンクスのナフィーザ・コリアーです。
ファッドの選出が5人の中で最も異色です。カリーが戻ってくる縁を重んじたことが伝わります。HITCによると、ファッドはルーキーシーズンにほとんどプレーできないまま負傷しました。カリーとの縁は、数年前に参加したSC30キャンプで生まれたものです。実績の序列ではなく、人との結びつきがリストに色濃く出ています。
クラークとリース不在が注目を集めた背景
クラークは今季、オールWNBAファーストチームに選ばれています。Yahoo Sportsの10月24日の記事によると、ファーストチームの筆頭はクラーク、オリビア・マイルズ、エイジャ・ウィルソンです。ウィルソンもカリーのリストには入っておらず、今季の評価と今回の5人は一致しません。リースはファイナルでヴァルキリーズに2勝3敗と追い込まれたドリームの主力で、こちらも名前がありません。
カリーの選び方は歴代ランキングの形をとっていません。スウープスの3度のMVPやコメッツの4連覇といった数字の重みを正面から測る作りではなく、思い出した順に名前を挙げる自然な語り口でした。自分が観戦した記憶と、直接会った人物が基準です。シャーロットで見ていたスティンソンの名を挙げた発言が、その基準をよく表しています。クラークやウィルソンを外した理由を、カリー自身は動画で説明していません。
それでもSNSが反応したのは、カリーがいまWNBAの顔の一人だからです。カリーは娘のライリー、チームメートのドレイモンド・グリーン、モーゼス・ムーディとともに、チェイス・センターでヴァルキリーズのファイナルを観戦してきました。ヴァルキリーズはドリームを相手に3勝2敗と王手をかけており、カリーの一言は、その熱の中で飛び出した話題です。
この5人がファンに突きつけた論点
「歴代」の物差しは人によって違います。優勝回数、MVPの数、観た時間、会った時間のどれを重く見るかで、リストは別物になります。カリーが選んだのは、最後の2つを重く見たリストです。
クラークとウィルソンの不在は、評価の否定ではありません。ファーストチームに入ったばかりの選手と、長く見てきた選手を同じ箱に入れて比べること自体に無理があります。カリーのトップ5は、一人の観戦者の記憶の地図です。そこにファンが自分の5人を並べて語り合うこと、それがこの動画の価値です。ファイナルの決着がつく直前のこのタイミングで、スウープスからファッドまでの5人が並んだことが、世代をまたいでWNBAを語る入口になりました。

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