ダラス・ウィングスは、11月15日に行われる2027年WNBAドラフトロッタリーに参加しません。2025年にペイジ・ベッカーズ、2026年にアジー・フッドと、2年連続で全体1位指名権を引き当ててきた球団が、今回は抽選の対象外です。理由は単純で、ウィングスが今季プレーオフに進出したからです。
抽選に並ぶのは6球団、確率の頂点はヒューストンとトロント
Yahoo Sportsによると、2027年のロッタリーは11月15日(日)の東部時間午後7時30分からESPNで放送されます。UConn対ルイビルの女子大学バスケの試合後に組まれた30分の特別番組で、リーグ運営責任者のベサニー・ドナフィンが結果を発表します。第26回となる今回の対象は、ヒューストン、ロサンゼルス、ポートランド、シアトル、トロント、ワシントンの6球団です。
1000通りの組み合わせのうち、ヒューストンとトロントが329通りずつで並んで最も高い確率を持ちます。続くのがシカゴから獲得した1巡目指名権を持つワシントンの161通り、シアトルの93通り、ポートランドの52通りです。ヒューストンは3位より下に落ちず、トロントは4位以内が保証されています。上位候補にはUSCのJuJu Watkinsの名前が挙がっており、ドラフトは2027年4月12日です。
方式は14個のボールから4個を引いて4桁の組み合わせをつくり、その組み合わせを持つ球団が1位指名権を得るものです。ボールを戻して同じ作業を繰り返し、2位を決めます。残りの球団は過去2シーズンの通算成績で順位が決まり、拡張球団のポートランドとトロントは今季の成績だけで順位が決まります。ワシントンが持つシカゴの権利は、アリエル・アトキンスをシカゴへ送ったトレードで手に入れたものです。ヒューストンは旧コネチカット・サンにあたる球団です。
この顔ぶれの中にウィングスはいません。ロッタリーに参加できるのはプレーオフを逃したチームだけで、ウィングスは条件を満たしません。
10勝34敗の2025年から、球団史上最多勝の2026年へ
数字がウィングスの変化を物語ります。2025年は10勝34敗でした。2026年はホセ・フェルナンデスが就任1年目のヘッドコーチとして指揮を執り、8月25日にポートランドを96対78で破ってプレーオフ進出を決めました。その時点で23勝16敗です。EssentiallySportsによると、これは球団として1シーズン最多の勝利数で、2023年以来のプレーオフでした。
ウィングスの1巡目指名権は2027年の抽選に入らないため、ドラフト順位は7位より下になります。上位指名権を軸にした再建から、プレーオフを戦うチームへと立場が入れ替わりました。
ベッカーズは今季もオールWNBAのセカンドチームに選ばれ、球団は10月27日に発表しました。1位指名で迎えた選手が2年続けて評価を受け、チームの成績もプレーオフ圏へ届いた構図です。
抽選の外側に立つことが意味する勝ち筋
ロッタリーに出ることは、勝てなかったことの裏返しです。ウィングスは2年連続で最高の幸運を引いたあと、3年目に自力で結果を残して抽選の外に出ました。1位指名権の恩恵は、ベッカーズとフッドという2人の中心を獲得した時点で使い切っています。
今後のウィングスに必要なのは、運に頼らない補強です。指名順位が7位より下になる以上、ドラフトでの大型補強は望めず、フリーエージェントとトレードで積み上げる局面に入ります。抽選に並ばないことは弱さの証明ではなく、強くなった球団が通る道です。ウィングスの2027年は、運ではなく編成の力が問われるシーズンになります。
引用:EssentiallySports、Yahoo Sports

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