ゴールデンステート・バルキリーズの初優勝を支えたキア・ストークスの年俸は37万5000ドルです。High Post Hoopsのエレイン・ブラムは、2027年の年俸も38万6250ドルにとどまり、バルキリーズの来季の契約表で最も安い数字だと指摘しました。契約は2年で、ロスター内でも下から3番目の水準です。ファイナルで記録的なブロックを積み上げたセンターの価格としては、リーグ屈指の割安といえます。
3.6点の選手が第7戦で決めた1本
ストークスのレギュラーシーズンの平均得点は3.6点です。数字だけを見れば、先発センターの看板にはほど遠い選手です。それでもファイナルでは、ジェシカ・シェパード、エイジャ、アンジェル・リースという相手のインサイドを順番に守り、1シリーズ最多ブロックの新記録を樹立しました。
得点面でも要所で試合を動かしています。準決勝第3戦の延長戦では11点を挙げ、古巣エーシズを下す原動力になりました。ファイナル第5戦では13点を記録し、そのうち3本が3ポイントです。第7戦は8点でしたが、残り1分を切った場面でオフェンスリバウンドから決めたシュートがリードを7点に広げました。ブラムは「キア・ストークスがいなければ、ゴールデンステート・バルキリーズはWNBAチャンピオンになれなかった」と書いています。
先発センターの相場とバルキリーズの誤算
ブラムによると、多くのチームは先発候補のセンターに100万ドル級の契約を出しています。エイジャ、ブリオナ・ジョーンズ、ブリトニー・グライナー、エジー・マグベゴールがその例です。バルキリーズは当初、イリアナ・ルペールを先発に据える計画で、契約額は45万ドルでした。これは先発候補のセンターではフェニックス・マーキュリーのナタリー・マックに次ぐ2番目の安さです。
そのルペールは妊娠のためシーズンを全休しました。空いた先発センターの座に入ったのがストークスです。ブラムは、ストークスが2025年にエーシズで出場時間が限られ、ナリッサ・スミスに先発の座を奪われたことでFA市場での評価が下がっていたと説明しています。さらに、ほとんど出場しなかったルーキーのユステ・ヨチテの年俸がストークスを上回っている点も挙げました。評価が落ちた時期に結んだ契約が、そのまま球団の最大の掘り出し物になりました。
安い契約が示す、センター評価の盲点
ストークスの価値は平均3.6点という数字では測れません。ブロックと守備の強度、そして得点が必要な場面で3ポイントや泥臭いリバウンドから点を取る柔軟さが、シリーズの流れを変えました。年俸が最も安い選手が最も重要な局面で勝敗を左右した事実は、得点と出場時間に偏ったセンター評価の盲点を突いています。
ClutchPointsによると、バルキリーズの来季のキャップ余裕は364万ドルで、リーグ7番目の大きさです。2027年の契約が残る選手は7人で、GMのオヘマ・ニャニンらフロントはカイラ・ソーントンやセシリア・ザンダラシーニら複数の選手の去就を決める必要があります。流動的なロスターの中で、ストークスの契約は数少ない確定した土台です。ロスター編成の自由度を生むこの低額契約は、補強に回せる資金を直接増やします。
来季、バルキリーズは2027年も38万6250ドルでストークスを抱えられます。優勝チームの守備の核を、来季も球団内で最も低い年俸で確保できます。ルペールが復帰すれば先発争いは激しくなりますが、ファイナルの実績を残したストークスが再びセンターの序列を決める存在になります。
引用:https://highposthoops.com/valkyries-kiah-stokes-contract-looks-like-most-absurd-steal-right-now

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