全員選外のバルキリーズとストークスのブロック記録、ファイナルが映す異変

 

WNBAファイナルに進んだゴールデンステート・バルキリーズから、2026年のオールWNBAチームに選ばれた選手は1人もいませんでした。第1チームにも第2チームにも名前がないまま、チームはシーズンを2位シードで終え、ドリームとのファイナルを2勝2敗に戻しています。個人の評価とチームの結果がここまで離れたシーズンは珍しく、バルキリーズの強さの出どころを考える手がかりになります。

Game 4で見えた「個の不在」の強さ

ClutchPointsによると、Game 4はバルキリーズが67対62でドリームを下しました。前半を42対27とリードして折り返し、後半に追い上げられても逃げ切っています。得点の最多はギャビー・ウィリアムズの17点で、ベロニカ・バートンが13点、ティファニー・ヘイズが13点、チェチリア・ザンダラシーニが10点と続き、4人が2桁に乗せました。

この夜の主役はカイア・ストークスです。得点は4点にとどまりましたが、16リバウンドと3ブロックを記録しました。WNBAの公式投稿によると、ストークスはファイナル史上初めて4試合連続で3ブロック以上を記録した選手になり、ファイナル通算ブロック数でシルビア・ファウルズとブリトニー・グリナーを上回りました。得点でも注目度でも目立たない選手が、リーグの歴史に名を残したことになります。

過去3チームしかない「選外のファイナリスト」

High Post Hoopsによると、オールWNBA第1チームはエイジャ・ウィルソン、ブレアナ・スチュワート、ケルシー・ミッチェル、オリビア・マイルズ、ケイトリン・クラークの5人です。第2チームはエンジェル・リース、ライン・ハワード、ジャッキー・ヤング、ペイジ・ベッカーズ、シャキーラ・オースティンが入りました。選ばれた10人は全員がプレーオフに進んでいますが、第1チームの5人のうち3人は1回戦を突破できませんでした。エーシズはウィルソンとヤングが選出されながら、バルキリーズに敗れています。

オールWNBAに1人も入らないままファイナルに進んだのは、バルキリーズが史上4チーム目です。過去には2001年のシャーロット・スティング、2006年のサクラメント・モナークス、2014年のシカゴ・スカイがありました。しかもバルキリーズは参入2年目で、拡張チームとして最速でタイトルを争う位置に来ています。

評価の物差しは別の場所にありました。守備です。オールディフェンス第1チームにウィリアムズが入り、第2チームにはバートンとストークスが選ばれました。ファイナルでドリームを62点に抑えたのは、この守備陣です。

スター不在の優勝は成立するか

ストークスは2015年からWNBAでプレーするベテランで、今季バルキリーズに加わり先発に定着しました。得点で名前が挙がる選手ではなく、守備でチームに居場所をつくってきた選手です。ウィリアムズも守備で評価され、攻守の両面でチームの土台を担っています。

オールWNBAの投票は、得点や知名度といった個人の数字に寄ります。バルキリーズはその逆を行き、4人が2桁得点を並べ、ストークスが得点ゼロ同然の夜に16リバウンドと3ブロックでゲームを支配しました。個人の評価が低いチームがファイナルで互角に戦っている事実は、バスケットボールが5人で成り立つ競技であることをそのまま示しています。

シリーズは2勝2敗です。ドリームにはリースとハワードという第2チームの2人がいて、個の力では上回っています。それでもバルキリーズは守備の連動で相手を62点に封じました。この構図が続く限り、オールWNBAに1人もいないチームがチャンピオンになる可能性は十分にあります。

引用:https://highposthoops.com/valkyries-all-wnba-snub-further-proves-how-extraordinary-their-season-has-been

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